TERM · 用語 · サ行
スプリングドライブ
Spring Drive
ぜんまいを動力に、水晶振動子とICが電磁ブレーキで速度を保つセイコーの駆動方式
DEFINITION · 定義
スプリングドライブ(Spring Drive)とは、ぜんまいを動力源とし、水晶振動子とICで速度を制御する駆動方式である。セイコーが開発した。脱進機とテンプの代わりにトライシンクロレギュレーターと呼ぶ調速機構を備え、電池もステップモーターも用いない。
ぜんまいの力は輪列を経て、末端のグライドホイールを回す。グライドホイールはコイルとともに発電機として働き、わずかな電力で水晶振動子とICが動く。ICは32,768Hzの水晶の信号と回転速度を比べ、電磁ブレーキで毎秒8回転に保つ。機械・電気・電磁の3つの力を同調させることが名称の由来である。歯車が止まらずに回り続けるため、秒針は刻まずに滑るように進む。
動力は機械式と同じぜんまい、時間基準はクォーツ式と同じ水晶であり、どちらか一方には分類しにくい。精度は平均月差±15秒(日差±1秒相当)が基本で、月差±10秒の機種もある。
諏訪精工舎(現セイコーエプソン)の技術者赤羽好和が1977年に着想し、1999年に手巻きの最初の製品が出た。グランドセイコーでは2004年の自動巻きキャリバー9R65が最初の搭載機である。
— SOURCES
出典
本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。
- 01 公式 9R スプリングドライブ
- 02 公式 Vol.1 自然の時の流れを映し出す9Rスプリングドライブの秒針
- 03 公式 Spring Drive
- 04 公式 Spring Drive
- 05 専門メディア One Year, One Watch
- 06 専門メディア The Amazing History & Functionality Of The Seiko Spring Drive Movement
- 07 専門メディア The Amazing History & Functionality Of The Seiko Spring Drive Movement (Page 2)