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用語 / TERM · Geneva Seal

ジュネーブシール

ジュネーブ州製の時計に与えられる国家保証付きの品質認定。仕上げと精度の両面を審査する

ジュネーブシール(Geneva Seal、仏:Poinçon de Genève、別名:ジュネーブ・ホールマーク)とは、スイス・ジュネーブ州内で製造・組立・調整された時計に対し、独立機関Timelabが12の基準への適合を認定する、国家保証付きの品質認定である。

1886年11月6日に成立した州法に基づいて創設された、時計業界で最古の品質認定とされる。職人の州外流出と粗悪な模倣品の流通に対抗し、ジュネーブ製時計の品質を保護する目的で、ジュネーブ州議会が制定した。認定された時計には、鷲と鍵を組み合わせた州の紋章がムーブメントに刻印される。

審査はムーブメントの仕上げを中核とし、面取り、車輪のクロッシング、石穴の研磨、機械加工痕の除去など、装飾基準を細部にわたって規定する。2011年から2012年にかけての改定で対象がケーシング後の時計全体へ拡張され、防水性、パワーリザーブ、精度、機能の信頼性なども検査項目に加わった。

現代の採用ブランドはヴァシュロン・コンスタンタン、カルティエ、ショパール、ロジェ・デュブイ、ルイ・ヴィトン、アトリエ・ド・モナコなど、ジュネーブ州内に製造拠点を持つメゾンに限られる。パテック・フィリップは1886年の創設当初から長くこの認定を採用していたが、2009年に時計全体と精度を包括的に評価する独自のパテック・フィリップ・シールへ移行した。