TERM · 用語 · サ行
スモールセコンド
Small Seconds
文字盤の中央ではなく、小さなサブダイヤルで秒を示す伝統的な秒表示の方式
DEFINITION · 定義
スモールセコンド(Small Seconds)とは、文字盤の中央ではなく、独立した小さなサブダイヤルで秒を示す表示方式である。英語ではサブシディアリー・セコンド(subsidiary seconds)とも呼ばれる。
伝統的な機械式ムーブメントの輪列では、1分で1回転する4番車が中心から外れた位置にある。その軸に針を直接付ければ秒を示せるため、懐中時計では6時位置のスモールセコンドが標準的な配置となった。中央に秒針を置くには、4番車の回転を中央へ導く仕組みが別に要る。腕時計でセンターセコンドが広く普及したのは、20世紀半ばとされる。
現在はデザイン上の選択として採られる例も多い。パテック フィリップのCal.30-255は、4番車で6時位置の秒針を駆動する。一方、センターセコンド用のムーブメントにモジュールを加え、スモールセコンドを表示する設計もある。位置は6時が多いが、9時などに置く例もある。クロノグラフでは中央の針を計測に充てるため、時刻の秒はスモールセコンドで示す構成が一般的である。
— SOURCES
出典
本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。
- 01 専門メディア Subdials
- 02 専門メディア It's Complicated: スモールセコンドはムーブメント版“フォティーナ”か? センターセコンドとともに理解する
- 03 専門メディア Second Opinions: スモールセコンドが9時位置にある時計は貴重な存在だ
- 04 専門メディア New Habring² Chronos ZM with Central Minute Counter
- 05 専門メディア How a Mechanical Watch Actually Works
- 06 専門メディア Little Helpers: A Closer Look at Subdials
- 07 専門メディア Small Seconds' Big Moment: Five Watches with Independent Seconds Displays
- 08 専門メディア Let’s Get Small: Why the Small Seconds Deserves More Attention
- 09 専門メディア Watch Review: Chronoswiss Small Second