用語 / TERM · Sunray Finish
サンレイ仕上げ
文字盤の中心から放射状に筋目を刻む、光を太陽のように放散させる装飾仕上げ
サンレイ仕上げ(Sunray Finish、別名:ソレイユ/Soleil、サンバースト/Sunburst)とは、文字盤の中心から外周に向けて放射状の筋目を刻む装飾技法である。文字盤を回転させながら金属ブラシで磨くことで、太陽光線が広がるような細かなライン模様を表面に与える。
光が筋目に沿って反射するため、見る角度や光の入射方向によって色味や輝度が変化する。同じ青の文字盤でも、正面から見たときと斜めから見たときで濃淡が異なって見える点が特徴である。仕上げの上から透明ラッカーを重ねて発色を整える例も多い。
別名のソレイユはフランス語で「太陽」を意味し、英語圏のサンバーストとともに古くから用いられてきた。1950〜1960年代のドレスウォッチで広く採用され、現代でもロレックス、オメガ、グランドセイコー、ブルガリ、パテックフィリップなど多くのブランドが採用する。筋目の細かさや均一性が品質の指標とされ、密で乱れのないものほど高い加工技術を要する。