TERM · 用語 · サ行
セラミック
Ceramic
酸化ジルコニウムなどの粉末を焼き固めた無機素材。ケースやベゼルに用いられ、擦り傷に強い
DEFINITION · 定義
セラミック(Ceramic)とは、腕時計ではケースやベゼル、ブレスレットに用いられる、無機・非金属の焼結素材である。ハイテクセラミックとも呼ばれ、主に酸化ジルコニウム(ジルコニア)系が使われる。酸化アルミニウム(アルミナ)系の例もある。原料の純度も製法も、陶磁器とは異なる。
微細な粉末に結合剤や顔料を混ぜて成形し、高温で焼き固める(焼結)。焼成中に大きく縮むため、寸法は縮みを見込んで設計する。焼き上がった素材はステンレススチールより硬くて軽く、日常の擦り傷が付きにくい。顔料は焼成前に加えられ、色は紫外線で退色しない。錆や腐食も生じない。一方で、硬い床に落とすなど強い衝撃を受けると、欠けや割れが生じることがある。焼成後の加工と仕上げにはダイヤモンド工具を要する。
1986年には、IWCが酸化ジルコニウム製ケースのダ・ヴィンチ(Ref. 3755)を発表した。同年、ラドーもセラミックの駒を組み込んだブレスレットの時計を発表した。のちのインテグラルである。両社の経緯は高度セラミックの採用に詳しい。現在は多くのブランドがケース全体や回転ベゼルの目盛板に用いており、ロレックスのセラクロムもその一例である。
— SOURCES
出典
本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。
- 01 公式 Handling of a ceramic case (Cal. No. A414)
- 02 公式 Lighter and Harder than Steel
- 03 公式 40 Years of High-Tech Ceramic | Rado Integral Anniversary
- 04 公式 Yacht-Master II Oyster, 44 mm, Oystersteel (M126680-0001)
- 05 報道 Rado celebrates 40 years of the Integral ceramic timepiece
- 06 専門メディア Rado celebrates 40 years of High-Tech Ceramic
- 07 専門メディア Looking To Buy A Ceramic Watch? Here Are The Benefits And Potential Downsides
- 08 専門メディア In-Depth: The Rolex Oyster Perpetual GMT-Master II, Materials and Mechanisms
- 09 専門メディア Rado takes over the New York Time+Tide Discovery Studio, celebrating 40 years of the Integral
- 10 専門メディア A Spotlight: IWC’s Ceramic Revolution