系譜と歴史
1. ロサンゼルス・レイカーズとの接点
ウブロは2013年時点でロサンゼルス・レイカーズの公式タイムキーパーを務め、同年、同チームのコービー・ブライアントをアンバサダーに迎えた。これを機に作られたのがキングパワー ブラックマンバであり、HUB4248はこの時計のために用意されたクロノグラフ・ムーブメントである。ブラックマンバはブライアントの愛称で、アフリカに生息する俊敏な毒ヘビの名に由来する。器となったキングパワーは2009年に登場したコレクションで、48mmという大径ケースを特徴とする。
2. 試合の時間を計る構成
NBAの試合は、12分のクォーター4つ、計48分で行われる。HUB4248はこの時間に合わせ、中央に48分を計る積算計を置いた。文字盤は12分ごとの4区画に分けられ、経過時間を試合の進行に重ねて読み取れる。6時位置にはブライアントの背番号24が記され、裏蓋のサファイアクリスタルにはその署名が入る。文字盤はサファイアで、下のムーブメントが透けて見え、金とパープルの差し色がレイカーズのチームカラーを映す。金めっきのインデックスには黒の夜光塗料が施される。
3. 48mmのセラミックケース
時計は直径48mmの、マイクロブラスト仕上げのブラックセラミックケースに収められた。ベゼルもブラックセラミックで、H字型のビス6本で固定される。ベゼルのラグと側面の挿入部にはブラックのコンポジットレジンが用いられた。リューズはブラックPVD加工のチタン製で、18Kゴールドのウブロのロゴが入る。2時位置のプッシャーはブラックPVDのチタン、4時位置はサテン仕上げのチタンである。ストラップには、パイソンの革をラバーに縫い合わせたものが用いられた。生産は世界250本の限定である。発表に先立ってブライアントのための試作機が2本作られ、市販版はその意匠を引き継いだと伝わる。限られた用途に合わせて表示を組み替えたクロノグラフとして、ウブロの機械のなかで独自の位置を占める。