TERM · 用語 · タ行
チタン
Titanium
軽く錆びにくい金属。腕時計ではケースやブレスレットに用いられ、純チタンと合金がある
DEFINITION · 定義
チタン(Titanium、別名:チタニウム)とは、腕時計のケースやブレスレットに用いられる軽量な金属である。原子番号22の元素で、名称はギリシャ神話の巨神族タイタン(Titans)に由来する。
密度は約4.5g/cm³と鋼より小さく、同じ大きさのケースを軽く仕上げられる。表面にできる薄い酸化皮膜が腐食を防ぎ、金属アレルギーも起こしにくい。一方で表面は柔らかく傷が付きやすい。プレス・切削・研磨のいずれも難しい難加工材でもある。
時計には、ほぼ純粋なチタンのグレード2と、アルミニウムとバナジウムを加えた合金のグレード5(Ti-6Al-4V)が使われる。グレード5は純チタンより強度と硬度が高い。ロレックスはグレード5合金をRLXチタンと名付けている。2022年のディープシー チャレンジでは、ケースとブレスレットの全体にこれを用いた。
チタン製ケースを採用した最初の腕時計は、1970年にシチズンが発表した「X-8 Chronometer」である。同社はのちに表面硬化技術「デュラテクト」を開発し、2000年の「アスペック ワールドタイム」で初めて製品化した。チタンにこの処理を施した素材を、シチズンは「スーパーチタニウム」と呼んでいる。
— SOURCES
出典
本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。
- 01 公式 CITIZEN and Titanium: A Journey
- 02 公式 Super Titanium™ special site
- 03 公式 Deepsea Challenge - The ultimate divers’ watch
- 04 専門メディア Hot Take: The Rolex Deepsea Challenge In RLX Titanium
- 05 専門メディア 1970, Citizen Launched the First Titanium Watch and now Celebrates 50 Years of Titanium Technology
- 06 専門メディア March LA.B AM2 “Millésimée March 2025” Slim GMT Titanium Watch Review
- 07 専門メディア Titanium - Element information, properties and uses
- 08 専門メディア The First All-Titanium Rolex Watch Is Here: Rolex Deepsea Challenge In RLX Titanium
- 09 専門メディア Watch Case Materials Explained: Titanium