TERM · 用語 · カ行
クッション型
Cushion Case
正方形の角を丸め、四辺を外へふくらませた時計ケースの形状。円形と正方形の中間にあたる輪郭
DEFINITION · 定義
クッション型(Cushion Case)とは、正方形の角を大きく丸め、四辺を外へふくらませた時計ケースの形状である。クッションケースとも呼ばれ、円形とも正方形とも言い切れない、両者の中間にあたる輪郭を持つ。名称は英語の cushion(クッション)に由来する。
腕時計が広まった1910〜1920年代に、角型やトノー型などと並んで現れた形の一つである。ヴァシュロン・コンスタンタンは1919年からクッション型の腕時計を作った。1919〜1921年に少数を手がけた米国向けのモデルは、現在のヒストリーク・アメリカン1921の原型となっている。
1930年代半ばには、パネライがイタリア海軍の潜水部隊向けにラジオミールを手がけた。大型のクッション型ケースを持つこの時計の輪郭は、現行のラジオミールにも受け継がれている。
トノー型(樽型)と混同されることもあるが、縦に長いトノー型に対し、正方形に近い比率を保つ点で別の形とされる。
— SOURCES
出典
本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。
- 01 公式 Radiomir Officine PAM01385
- 02 公式 “Classic with a Twist” in Shanghai: An exhibition celebrating Vacheron Constantin’s creativity and boldness at the dawn of the 20th century
- 03 専門メディア A Guide to Watch Case Shapes and Designs
- 04 専門メディア Panerai PAM00512 : Radiomir 1940
- 05 専門メディア Panerai Radiomir 1940 3 Days Oro Rosso
- 06 専門メディア Historiques American 1921
- 07 オークション Panerai Ref. 3646 Type D — Geneva Watch Auction: FOUR, Lot 152
- 08 オークション Thinking Outside the Circle: When Watchmakers Break from Round Cases