TERM · 用語 · カ行
コート・ド・ジュネーブ
Côtes de Genève
ムーブメント装飾の代表格。ブリッジに刻まれる平行な波状の縞模様
DEFINITION · 定義

模様は、木や研磨紙を先端に付けた回転工具を部品の表面に当て、平行に送りながら筋を引いて形成される。一見なめらかな波に見えるが、実体は制御された微細な擦り傷の連なりであり、その傷が光を受けて波打つように映る。
名称のとおりジュネーブに由来するとされ、広く定着したのは20世紀初頭とされる。意匠的な価値に加え、ケースの密閉性が高まると、工房に舞う微粒子を表面の擦り傷で捕え、潤滑油や受石、ほぞへの付着を抑える実用的な役割も担ったとされる。
現在はパテック フィリップが受けの見える面に施すなど、多くのブランドが採用している。ジュネーブシール(Poinçon de Genève)の基準では、受けの上面をコート・ド・ジュネーブ、または加工跡を消す他の装飾で仕上げることが求められる。ドイツ・ザクセン地方の時計製造もこれを採り入れ、同種の縞模様は「グラスヒュッテ・ストライプ」と呼ばれる。
— SOURCES
出典
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