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クロノメーター

Chronometer

ISO 3159に基づきCOSCなど中立機関が認定する、機械式時計の高精度規格。

DEFINITION · 定義

クロノメーター(Chronometer)とは、ISO 3159規格に基づく精度試験に合格したムーブメントに対して、中立な認定機関が与える高精度の認定である。スイスの代表的な認定機関は、1973年に設立されたスイス公認クロノメーター検定協会(Contrôle Officiel Suisse des Chronomètres、C.O.S.C.)である。ISO 3159は1976年に制定された国際規格で、2026年に制定50年を迎えた。

機械式腕時計の検定は、ケースに入れる前のムーブメントを対象に、5姿勢・3温度(8℃・23℃・38℃)の条件下で15日間にわたり行われ、平均日差が-4秒から+6秒に収まることを含む7項目の基準を満たす必要がある。ケーシング後の状態は、この検定の対象外となる。

認定機関はCOSCだけではなく、フランスのブザンソン天文台、ドイツのグラスヒュッテ天文台、日本クロノメータ検査協会なども認定を行っている。COSCの基準を超える認定・社内基準として、2015年にオメガとスイス連邦計量・認定局(METAS)が設けたマスタークロノメーター(日差0/+5秒、15,000ガウスの耐磁試験を含む)、ロレックスのスーパーラティブクロノメーター(日差-2/+2秒)、パテック フィリップ・シール(日差-1/+2秒)などが知られる。2026年にはCOSC自身も、ケーシング後の時計を5日間追加で試験するエクセレンスクロノメーター(Excellence Chronometer)認定を発表した。平均日差-2/+4秒に加え、200ガウスの耐磁性と表示どおりのパワーリザーブも確かめる。

なお、ストップウォッチ機能を持つクロノグラフ(Chronograph)と語感が似るため混同されやすいが、両者は別概念である。クロノメーターは精度認定を、クロノグラフは時間計測機能を指す。

— SOURCES

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 専門メディア The COSC Just Launched a New Certification 専門メディア · Everest Bands · 2026.08.15 閲覧 Everest Bands · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア 【F】 How Watches Work: What Is COSC? 専門メディア · Fratello · 2026.10.15 閲覧 Fratello · 2026.10.15
  3. 03 専門メディア Industry News: The COSC Releases Excellence Chronometer, its New, Stricter Standard in Chronometry 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.15 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.15