1965年、ダイバーズの「日本流」誕生
スイスでブランパン Fifty Fathoms とロレックス サブマリーナーが世に出てから12年。1965年6月、セイコーは日本初のダイバーズウォッチ Ref. 6217-8000 を発表した。後に「62MAS」と呼ばれることになる、SeikoMAtic Selfdater を語源とする略号を名に持つ機械式150m防水である。
ケース径37mm、Cal. 6217A は毎時18,000振動の自動巻き。最初の数か月のみ生産された6217-8000 は後に「スモールクラウン」と呼ばれ、グローブ越しでも操作可能な大型リュウズを求めて同年中にRef. 6217-8001(ビッグクラウン)へ更新された。仕様改良の即応性が、後年のセイコー・ダイバーズの開発姿勢を予告している。
1966年から1969年にかけて、日本南極地域観測隊(JARE)の隊員がセイコー・ダイバーを携行し、極限環境下の実用検証を担った。