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Rolex · GMT-Master · 2024

GMT-Master II Stainless Steel / GRNR / Jubilee

「Bruce Wayne」の通称で知られる、2024年発表のグレー&ブラックCerachromベゼル仕様

2024年のWatches and Wonders Genevaで発表された、現行GMT-Master IIのOystersteelモデル。40mmケースにグレーと黒の二色Cerachromベゼルを纏い、ムーブメントは2018年世代のCal. 3285を踏襲する。本Refは五連のJubileeブレス仕様で、三連Oysterブレス仕様の126710GRNR-0004と同時に展開された。2019年に終売した116710LN以来途絶えていた、Oystersteel × 黒系統ベゼルの座を継ぐ存在である。

Ref. 126710GRNR-0003
発表年 2024
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション GMT-Master
カテゴリ GMT
キャリバー 3285
ケース径 40 mm
防水 100 m
関連人物 ハンス・ヴィルスドルフ
GMT デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.10
Case · ケース
素材 Ceramic, Stainless Steel
形状 Round
40 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 3285
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 31 石
パワーリザーブ 70 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
Rolex Professional (Maxi)
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

黒ベゼル不在の五年間

新世代となる126710シリーズは、2018年のBaselworldで赤青ベゼルのPepsi(126710BLRO)を皮切りに登場した。翌2019年、黒一色のCerachromベゼルを纏った前世代の116710LNは、直接の後継を持たないまま終売となる。同年のBaselworldでは、青黒ベゼルの前世代Batman(116710BLNR)が、新ムーブメントCal. 3285とJubileeブレスを携えた126710BLNR「Batman/Batgirl」へと世代交代した。新世代の鋼GMT-Master IIに残ったのは赤青と青黒の二色ベゼルのみで、Oystersteelで最も控えめなベゼルを纏うGMT-Master IIという選択肢は、ここから五年にわたって空白となった。

金から鋼へ

二色Cerachromの焼成は技術的負荷の高い工程であり、ロレックスは新しいベゼル構成をまず貴金属モデルで試す傾向がある。グレーと黒のCerachromもこの順序を踏んだ。2023年のWatches and Wonders Genevaで、Rolesor(鋼と18Kイエローゴールドの二色)版の126713GRNRと、全18Kイエローゴールド版の126718GRNRに搭載されたのが最初である。GRNRはフランス語の "gris noir"(灰色と黒)に由来する内部コードと伝わる。翌2024年4月、同じベゼルをOystersteelに纏った126710GRNRが同イベントで発表された。Jubileeブレス仕様の本Ref. 126710GRNR-0003と、Oysterブレス仕様の126710GRNR-0004の二種類が同時に展開されている。

「最も静かなGMT」という位置

126710GRNRが埋めたのは、2019年の116710LN生産終了以降に空いていた、「最も派手でないOystersteel GMT-Master II」という座である。グレーと黒のコントラストは光環境によって表情を変え、薄暗い場所では黒一色に沈み、直射光下では金属的な銀色が立ち上がる。発表直後から「Bruce Wayne」「Shadow GMT」といった通称が定着した。2026年のWatches and Wonders Genevaで赤青Pepsi(126710BLRO)がカタログから外れたあとも、本Refは青黒のBLNR、左利き仕様の126720VTNR「Sprite」と並んで現行Oystersteel GMT-Master IIの中核として残り、シリーズの最も禁欲的な顔を担い続けている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは現行GMT-Master II共通のOystersteel製40mm「Maxi」ケースで、ケース厚11.9mm、ラグ間距離は約48mmである。上面はサテンブラシ仕上げ、ケースサイドおよびラグ側面はミラーポリッシュ仕上げという、現代Rolexスポーツモデルの定石に従う。三重防水構造のTriplockリューズ、ねじ込み式ケースバック、サイクロップスレンズ付きサファイアクリスタル(無反射コーティング)を備え、100m防水を確保する。

最大の識別点はベゼルである。一体成型の二色Cerachromインサートは、下半分(昼側)がグレー、上半分(夜側)が黒で構成され、目盛りと数字にはPVD法によりプラチナが蒸着されている。グレーは見る角度や光量によって表情が変わり、影では黒に近く沈み、直射光下では金属的な銀色が立ち上がる。このため、二色ベゼルでありながら、状況次第では単色のように見える点に特徴がある。

文字盤は黒ラッカー仕上げで、Chromalightを充填した18Kホワイトゴールド製のアプライドインデックスとメルセデスハンドを備える。「GMT-MASTER II」の刻印および24時針は緑色のラッカーで彩色されており、ほぼ黒一色の表面における唯一の色のアクセントとなる。日付窓には伝統通りサイクロップスレンズが配される。

ブレスはJubilee五連、ラグ側で20mm幅から始まり、クラスプ側で15.5mmまで段階的にテーパーする。クラスプは特許取得済みのOysterlock安全機構を備え、約5mmの長さ調整を可能にするEasylink機構を併設する。同じベゼル・文字盤・ムーブメント構成で三連Oysterブレスを履く姉妹Refが126710GRNR-0004として並行展開されており、ブレスの選択がそのままRef番号の違いとなる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

2023年3月、Watches and Wonders Genevaにおいて、グレーと黒のCerachromベゼルが18Kイエローゴールド版の126718GRNRおよびRolesor版の126713GRNRで初めて公開された。翌2024年4月、同じベゼルをOystersteelに纏った126710GRNRが同イベントで発表され、同月から正規店での販売が始まった。当初から二種類のブレスが用意され、Jubilee五連ブレス仕様が本Ref. 126710GRNR-0003、Oyster三連ブレス仕様が126710GRNR-0004として展開された。発表時の希望小売価格はJubilee版がUS$10,900、Oyster版がUS$10,700とされた。

ムーブメントは2018年のBaselworldで初公開されたCal. 3285を踏襲しており、発表時点での機械面の更新は行われていない。

2026年4月のWatches and Wonders Genevaにおいて、ロレックス全体のSuperlative Chronometer認定が強化され、磁気耐性・信頼性・サステナビリティに関する新たな基準が設計および製造段階で課されるようになった。同イベントでは、長らくGMT-Master IIシリーズの代表格であった赤青ベゼルのBLRO「Pepsi」がカタログから姿を消した一方、本Refは青黒ベゼルのBLNR、左利き仕様の126720VTNR「Sprite」と並んで、現行Oystersteel GMT-Master IIの中核として生産が継続されている。

02 — Price history

価格推移

2024–2026 · WatchLedger market index
2024-04-09 · EUR 11,3502025-01-04 · EUR 11,4502026-02-03 · EUR 11,700€11,350€11,438€11,525€11,613€11,7002024-042026-02

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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