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用語 / TERM · Oystersteel

オイスタースチール

ロレックスがケースとブレスレットに用いる高耐食ステンレス鋼904Lの独自呼称

オイスタースチール(Oystersteel)とは、ロレックス(Rolex)が時計のケースとブレスレットに用いる高耐食ステンレス鋼904Lの独自呼称である。素材としての904Lは航空宇宙・化学産業で用いられる工業規格のステンレス鋼であり、2018年のバーゼルワールド以降、ロレックスは自社マテリアルの一つとして「Oystersteel」の名を用いている。

904Lは、時計業界で広く用いられる316Lに比べてクロム・モリブデン・ニッケルの含有量が高く、塩水・汗・化学薬品に対する耐食性に優れるとされる。一方で硬度が高く加工が難しいため、量産時計の外装素材として広く採用されている例は少ない。研磨後は深い輝きを生み、傷の入りにくい質感を保つと評される。

ロレックスが904Lを時計に用いたのは1985年のシードゥエラー(Sea-Dweller)が最初とされ、2003年までにスチール製モデル全体へ展開された。素材としての904L自体はロレックスの専有物ではないが、量産時計のケース・ブレスレットへ全面採用した点が、同社のスチールを他社製316Lと差別化する根拠となっている。