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Rolex · Daytona · 2023

Cosmograph Daytona Stainless Steel - Yellow Gold / Black / Oyster

黒地に細い金のリング、外周に18Kイエローゴールドのベゼル。2023年に世代を改めたロレゾール・デイトナの黒文字盤

126503-0003は、2023年刷新の現行コスモグラフ・デイトナにおける、黒文字盤のイエローロレゾール仕様である。オイスタースチールと18Kイエローゴールドを組み合わせた40mmのオイスターケースに、金の固定タキメーターベゼルを載せる。黒地には金色のカウンターリングと18Kゴールドのアプライドインデックスが配される。前任116503からムーブメントはCal.4131へ更新され、ケースと文字盤の細部も見直された。金の華やかさを外周に、計器としての明快さを文字盤に振り分けたRefである。

Ref. 126503-0003
発表年 2023
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Daytona
カテゴリ クロノグラフ / レーシング
キャリバー 4131
ケース径 40 mm
防水 100 m
関連人物 ハンス・ウィルスドルフ
クロノグラフ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.09.21
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Yellow Gold, Stainless Steel
形状 Round
径 40 mm
厚さ 11.9 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 4131
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 47 石
パワーリザーブ 72 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. ロレゾール・デイトナの系譜

デイトナにロレゾール仕様が加わったのは、1988年の16523が最初とされる。オイスタースチールと18Kイエローゴールドを組み合わせるこの構成を、ロレックスは1930年代初頭から用いてきた。1933年には名称も商標登録されている。

以後、ロレゾール・デイトナは2000年の116523、2016年の116503と世代を重ねた。126503はその4代目にあたり、本機126503-0003は黒文字盤の仕様である。スチールの実用性と金の華やかさを1本に同居させるという役割は、1988年以来変わっていない。

2. 2023年の刷新で変わったもの、残ったもの

2023年、ロレックスはデイトナ発表60周年を機に全ラインナップを更新した。前任116503の黒文字盤(116503-0004)から本機への移行で、ムーブメントはCal.4131へ替わった。ケースは外装の造形が改められ、文字盤の意匠も細部が描き直されている。

一方で、40mm径と100m防水、金の固定タキメーターベゼル、オイスター・ブレスレットという骨格は継承された。オイスターロック・クラスプとEasylinkによる調整機構も前任から続く。刷新は輪郭を保ったまま細部を締め直す方向で行われ、黒と金という配色の組み立ても踏襲された。

3. 黒文字盤という選択

126503の現行カタログには4種の文字盤が並ぶ。白ラッカーに金色のカウンターリングを合わせた-0001と、ゴールデン文字盤に黒いリングの-0004。これにダイヤモンドを配した黒と金の-0002と、本機-0003が加わる。本機は、-0001と同じ金色のリングを黒地の上に置いた構成といえる。

黒文字盤同士で比べると、-0002が金色のカウンターを備えるのに対し、本機は金をリング、インデックス、針という「線」に限る。金のベゼルとセンターリンクが外周を囲み、文字盤だけが暗く沈む。ツートーンの華やかさを保ちつつ、計器としての読み取りやすさを前に出した組み合わせと読める。

4. 2026年以降の位置

2026年には、オイスタースチールとプラチナを組み合わせたロレジウム仕様の126502が、オフカタログのモデルとして加わった。イエローロレゾール以外の2素材構成がデイトナに現れたのは、これが初めてとされる。それでも通常カタログにおいて、金とスチールを組み合わせるデイトナの役割は、引き続き126503が担っている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースの中央部はオイスタースチールの一体成形で、ベゼル、リューズ、2つのプッシャーに18Kイエローゴールドが充てられる。金はケースの上面と操作部に集まり、側面から見るとスチールの胴に金の縁取りが載る構成になる。2023年の刷新ではラグと側面の造形が見直され、光の反射でケースの輪郭が際立つよう面が整えられた。厚みは11.90mmとされ、前任からわずかに薄くなっている。

ベゼルは固定式で、18Kイエローゴールドの地にタキメーター目盛が彫り込まれる。同世代のセラクロム仕様は外周に金属の細い縁を得たが、本機はベゼル全体が金属であるため、縁は研磨のみで仕上げられる。刷新前後で、金属ベゼルという本機の性格は変わっていない。

黒文字盤のカウンターは吹き付け塗装(スプレーコート)で仕上げられ、外周を金色のリングが縁取る。リングは前世代より細く描き直され、18Kゴールド製のアプライドインデックスも細く長くなった。金は面ではなく線として置かれ、黒地の余白が広く残る。針とインデックスにはクロマライト夜光が施され、暗所では青く光る。

ブレスレットは3連のオイスター・ブレスレットである。センターリンクが18Kイエローゴールド、両側のリンクがオイスタースチールとなる。センターリンクは鏡面、外側はサテン仕上げとされ、ケースと同じ金とスチールの割り振りが手首まで続く。クラスプはオイスターロック式で、Easylinkにより着用者自身が長さを約5mm調整できる。

ムーブメントは自社製のCal.4131である。脱進機には、エネルギー効率を高めた特許機構のクロナジー・エスケープメントを採用する。ヒゲゼンマイには常磁性合金製のブルー・パラクロムを用いる。ローターは肉抜きされ、ブリッジにはロレックス独自のコート・ド・ジュネーブ装飾が施された。ただし本機の裏蓋は密閉式で、この仕上げは外から見えない。シースルーバックは同世代のプラチナ仕様126506などに限られる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

前任の116503は、2016年のBaselworldで116523の後継として登場した。黒文字盤は116503-0004として展開され、Cal.4130を積むロレゾール・デイトナとして2023年まで生産された。

2023年3月のWatches and Wonders Geneva 2023で、ロレックスはデイトナの新世代を全素材にわたって発表した。ロレゾール仕様はこのとき126503として更新された。公式の発表資料で紹介されたのは白ラッカー文字盤の個体である。一方でWatchBaseは、黒文字盤の本機とダイヤモンド入りの-0002を、いずれも2023年登場として記録している。2023年10月付の保証書を伴う-0002の個体も流通しており、兄弟Refは初年度から出揃っていたとみられる。本機も初年度から公式カタログに並んだとされ、116503はこの世代交代によりカタログから外れた。

2024年から2025年にかけて、本機の文字盤、ベゼル、ブレスレットに関する公表された仕様変更は確認されていない。

2026年4月のWatches and Wonders Geneva 2026では、ロレジウム仕様の126502がオフカタログで発表された。同年、ロレックスはSuperlative Chronometer認定に、耐磁性、信頼性、耐久性の3つの評価基準を加えている。設計と製造の段階で適用される全製品共通の改定であり、現行生産の本機もこの枠組みの下で製造される。

2026年9月時点で、本機は公式サイトの現行カタログに掲載されており、生産は継続している。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Watches - Rolex 公式 · Rolex · 2026.08.15 閲覧 Rolex · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Rolex Daytona 126529LN Le Mans 18K White Gold Black Dial 40mm 専門メディア · Avi & Co. · 2026.08.15 閲覧 Avi & Co. · 2026.08.15
02 — Price history

価格推移

2023–2026 · WatchLedger market index
2023-03-29 · EUR 19,5002024-01-02 · EUR 20,5002025-01-04 · EUR 22,4502026-02-04 · EUR 23,450€19,500€20,488€21,475€22,463€23,4502023-032026-02

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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