TERM · 用語 · ハ行
ブリッジ
Bridge
地板に重ねてネジで留め、歯車やテンプの軸を上から支えるムーブメントの骨組み部品
DEFINITION · 定義
ブリッジ(Bridge)とは、地板の上にネジで固定し、歯車やテンプの軸の上端を支えるムーブメントの部品である。日本語では「受け」と呼び、支える部品の名を冠して香箱受け、輪列受け、テンプ受けのように呼び分ける。
地板と受けの間には香箱や歯車、アンクル、テンプが挟まれ、軸の両端を支えられて回転する。受けの面は、バネなどの固定部品を取り付ける土台も兼ねる。構造の要であるため高い剛性が求められる。素材は伝統的に真鍮で、現在は金やサファイアなども使われるとされる。
部品ごとに専用の受けを設ける構成は、18世紀末から19世紀初めに広まったとされる。テンプの受けのうち、1本のネジで片側だけを固定するものはコック(Cock)と呼ばれ、ブリッジとは区別されるとされる。輪列の受けを1枚にまとめた3/4プレートも、受けの一種である。
受けはムーブメントの裏側で大きな面積を占め、仕上げの見せ場にもなる。ジュネーブシールの基準は、受けの面取りを磨き、上面をコート・ド・ジュネーブなど加工跡を消す装飾で仕上げることを求める。ジラール・ペルゴでは、1867年に創業者コンスタン・ジラールが3本のブリッジを並べたトゥールビヨンを発表した。同社は以後、受けそのものを意匠の中心に据えてきた。
— SOURCES
出典
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