2000年、Ref. 116520とともに完全自社開発のCal. 4130が登場する。コラムホイールとバーティカルクラッチを採用しつつ部品点数を絞った構造で、毎時28,800振動 (4Hz)、パワーリザーブ約72時間。この世代でランニングセコンドの位置が9時から6時へと移されている。2016年のRef. 116500LNでは、ステンレススチールモデルにはじめてCerachrom(セラクロム)製のセラミックベゼルが与えられた。
発表60周年にあたる2023年、Ref. 126500LNを筆頭に新世代が発表される。新型のCal. 4131はChronergy脱進機と最適化されたローターを取り入れ、内部構造をさらに簡潔化した。プラチナモデルRef. 126506は、デイトナで初めてサファイア製のシースルーバックを採用している。同年、ル・マン24時間レース100周年を記念してホワイトゴールドのRef. 126529LNが発表された。9時位置のクロノグラフ計時表示を24時間表記としたCal. 4132を搭載し、レース時計としての機能とル・マンの歴史への参照が同時に成立している。翌2024年にはイエローゴールド版のRef. 126528LN、2025年にはエバーローズゴールド版のRef. 126525LNと、毎年異なる素材で派生が続いている。
レース計時の道具として生まれたシリーズが、60年を経てもなお、計測という出自を意匠の中心に据えている。それが現在のデイトナである。