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Audemars Piguet · Royal Oak · 2012–2019

Royal Oak 15400 Stainless Steel / Black

2012年に発表され、Cal.3120を継承しつつ41mmへ拡大した自動巻ロイヤルオークの世代

Audemars Piguet Royal Oak 15400ST.OO.1220ST.01は、2012年1月のSIHHで発表された自動巻ロイヤルオークのスチール・黒文字盤仕様である。前任15300ST(39mm)から41mmケースへと寸法を改め、12時位置にはダブルバトンインデックスが復活した。自社製Cal.3120はそのまま継承され、ロイヤルオーク誕生40周年の年に行われた世代刷新を担う一本である。文字盤は黒のGrande Tapisserieで、ホワイトゴールド製アプライドインデックスとロイヤルオーク・ハンドが組み合わさる。

Ref. 15400ST.OO.1220ST.01
発表年 2012
状態 生産終了
限定 通常生産
コレクション Royal Oak
カテゴリ ラグジュアリースポーツ
キャリバー AP 3120
ケース径 41 mm
防水 50 m
関連人物 ジュール=ルイ・オーデマ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.11
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Other
41 mm
厚さ 9.8 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 50 m
Movement · ムーブメント
キャリバー AP 3120
タイプ Automatic
振動数 21,600 bph
石数 40 石
パワーリザーブ 60 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

世代の節目に置かれた一本

2012年は、ロイヤルオーク誕生から40年に当たる節目の年であった。SIHHでAudemars Piguetは、原典である1972年の5402STに寄り添うジャンボの15202STを刷新する一方で、量販主軸である自動巻3針モデルを大型化する決断を下す。その答えがこの15400である。

15400が登場するまで、自動巻ロイヤルオークの主軸は2005年に登場した15300STが担っていた。15300は12時位置に大ぶりなAPロゴを置き、文字盤の構成は1990年代以降のロイヤルオークの流れを汲んでいた。しかし2010年代に入ると腕時計全体の大型化が進み、39mmケースに対しては小ぶりと評する声が市場に増えていた。15400はその空気に対する応答として企画される。

41mmという選択と、その代償

ケース径は40mmではなく、あえて41mmが選ばれた。これにより39mmの15202STとの差別化が明確になり、ジャンボに比して厚みのある自動巻3針モデルという序列が定まる。一方でムーブメントは在来のCal.3120を継承したため、径26.6mmのキャリバーを41mmケースに収める設計上の制約が生じた。日付窓は文字盤中央寄りに移り、その右脇に小バトンを置くことで均衡が調整されている。

この処理はリリース当初から議論を呼んだが、すでに広く展開されていた3120を温存する判断は、ブランドにとって合理的な選択でもあった。3120は1998年に設計が始まり、2003年から量産が始まった自社製ムーブメントであり、自動巻ロイヤルオーク群の標準機関として位置付けられていた。

後継への伏線

15400は2019年1月のSIHHで発表された15500STに席を譲り、生産を終える。15500では新世代のCal.4302が搭載され、ムーブメント径が32mmへ拡大したことで、長く議論の的だった日付窓位置の問題は解消された。15400は7年余りの生産を通じて、Cal.3120時代の自動巻ロイヤルオークを締めくくる世代となった。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

本Refの41mmケースは、八角形ベゼルと一体ブレスというロイヤルオークの三大識別子を継承しつつ、前任15300ST(39mm)から横方向に2mm、厚みも9.4mmから9.8mmへと0.4mm増した寸法を持つ。ベゼルから外周にかけてのベベル仕上げは健在で、ブラッシュ仕上げの大面積をポリッシュの細い境界線が分節する手法は、Gérald Genta以来の構成を踏襲する。

文字盤は黒のGrande Tapisserieが基調となる。前任の15300STでは12時位置に大型のAPロゴが置かれていたが、本Refではロゴが小さく中央寄りに移り、12時にはダブルバトン状のインデックスが復活した。これは1972年の初代5402STと共通する処理であり、15400世代から再導入された意匠的な回帰点である。6時側には「AUTOMATIC」の刻印が小さく入る。

インデックスとロイヤルオーク・ハンドはホワイトゴールド製のアプライドで、夜光塗料が充填される。3時位置のデイト窓は、径26.6mmのCal.3120を41mmケースに収めた都合上やや中央寄りに位置し、その外側に短いバトンインデックスが補われる。賛否を分けた処理だが、文字盤対称性を保つための工夫として読める。

ブレスレットは前任からの構成を踏襲しつつ、ダブル・フォールディング・クラスプには「AP」のダークグレー象嵌が施される。ケース裏面はサファイアのシースルーバックで、22金製モノブロックローターを備えたCal.3120の仕上げを背面から確かめられる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

2012年1月、ジュネーブで開催されたSIHHにて、Audemars Piguetはロイヤルオーク誕生40周年を記念する複数のラインアップを発表した。その中で自動巻3針モデルの世代刷新として披露されたのが41mm径のスチール製15400STであり、本Refはその黒文字盤仕様にあたる。同時にローズゴールド製の15400OR、シルバー及びブルー文字盤の派生(.02、.03)も用意され、自動巻ロイヤルオークの新たな基軸として位置付けられた。

2015年1月のSIHHでは、スチールとピンクゴールドを組み合わせたバイメタル仕様の15400SR.OO.1229SR.01が追加され、シリーズに二色構成の選択肢が加わる。2017年のSIHHでは、グレー文字盤のRef.15400ST.OO.1220ST.04が新たに発表され、本Refの兄弟仕様として加わった。同年にはクイーン・エリザベスII世カップ協賛モデルとして、チタン×プラチナのRef.15403IP.OO.1220IP.01も限定で披露されている。

2019年1月のSIHHにおいて、新世代Cal.4302を搭載するRef.15500STが発表され、これをもって15400ファミリーは公式に世代交代を迎える。本Refを含むスチール製15400STの量産は2019年中に終息した。

02 — Price history

価格推移

2013–2016 · WatchLedger market index
2013-10-10 · EUR 13,6002016-07-20 · EUR 17,800€13,600€14,650€15,700€16,750€17,8002013-102016-07

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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