本文へ
Audemars Piguet · Royal Oak · 2022–2022

Royal Oak Selfwinding 41 Stainless Steel / Blue / 50th Anniversary

Royal Oak誕生50周年を機に、1972年の原典色『Bleu Nuit, Nuage 50』を纏った41mmの基準点

15510ST.OO.1320ST.01は、Royal Oak誕生50周年にあたる2022年1月に発表された、ステンレススチール製41mm「Selfwinding」の中核である。前任の15500STから文字盤レイアウトが刷新され、Grande Tapisserieが面全体に展開、AP盾形ロゴは『Audemars Piguet』のゴールド署名へと改められた。12時には1972年の初代5402を参照するダブルバーが復活する。文字盤色は原典の青、『Bleu Nuit, Nuage 50』。Cal.4302を搭載し、サファイアバックには2022年生産分のみの『50 Years』ローターが望める仕様である。

Ref. 15510ST.OO.1320ST.01
発表年 2022
状態 生産終了
限定 通常生産
コレクション Royal Oak
カテゴリ ラグジュアリースポーツ
キャリバー AP 4302
ケース径 41 mm
防水 50 m
関連人物 ジュール=ルイ・オーデマ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.11
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Other
41 mm
厚さ 10.5 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 50 m
Movement · ムーブメント
キャリバー AP 4302
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 32 石
パワーリザーブ 70 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

50周年という節目に置かれた一本

2022年1月下旬、Audemars Piguetはデジタル形式のプレスカンファレンスでRoyal Oak誕生50周年に向けた新作群を発表した。主役は16202ST『Jumbo』Extra-Thinの復刻と16204のオープンワークだが、その陰でコレクションの実需要を支える41mmセルフワインディング機の世代交代も同時に告げられた。それが本作15510STである。15400STから15500STへの世代交代がCal.4302という新型ムーブメントの投入を主軸とした技術更新だったのに対し、15510STは設計言語の再定義に踏み込んだ。すなわち、ジュビリーモデルとしての権威を伴う形で、Royal Oakの原典的造形に立ち戻る作業が行われた。

15500STからの三年で改められたもの

15500STとの差分は、並べて見れば一目で読み取れる。第一に、Grande Tapisserieのパターンが文字盤の縁まで延び、分目盛は別途のフランジ部ではなくTapisserie面に直接刷られるよう変更された。第二に、12時位置のAP盾形ロゴは廃され、代わりに『Audemars Piguet』の文字署名が24金で立体的に配される。第三に、3時の日付窓は再びベゼル寄りへと押し戻され、それに伴って従来の短縮インデックスが姿を消した。インデックスは12個すべて等長となり、視覚的均衡が回復している。ベゼルおよびケースバックの面取りは幅広く取り直され、光の反射量が明確に増している。

1972年への参照線

これらの変更が向いている方向は明確で、いずれもGérald Genta が1972年の5402で定めた原型への接近である。とりわけ象徴的なのが、12時位置に復活したダブルバー(二本線)インデックスと、文字盤色『Bleu Nuit, Nuage 50』の選択である。後者は、5402のオリジナル文字盤を担当したStern Frères社が、保護用Zaponワニスに番号50の顔料を加えて生み出した深い夜空の青を指す。「Nuage(雲)」は、ワニスに黒い顔料を注いだ際に生じる雲状の濃淡を指し、その独特の表情こそ初代Royal Oakの記号であった。現代の生産では galvanic な技法ではなくPVDで再現されるが、色相そのものは50年前の参照点をそのまま指している。

2022年限定の構成と、後続への接続

この15510ST.OO.1320ST.01には、2022年生産分にのみ与えられた『50 Years』刻印入りローターが搭載される。同様の50周年ローターは同年生産のRoyal Oak全機種に展開されたが、翌2023年以降は通常仕様の22金ローターに置き換えられた。これに合わせ、青文字盤を継承する後続機は末尾コードを.06へと改めて現行ラインに残る。すなわち.01は『50周年専用ローター期』のBleu Nuit個体を識別する番号として機能し、Royal Oak史の節目の一年を表象する位置を占めている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは41mm径、厚さ10.4mmのステンレススチール製。サテン仕上げの面とミラーポリッシュのベベルが鋭く切り分けられ、その境界線はGenta設計の幾何を可視化する役割を担う。八角形ベゼルには8本のヘキサゴンスクリューが配され、ねじ穴の整列が正面から見て揃うよう、製造工程で精密に管理されている。前任15500STからの最も明確な視覚的差分は、ベゼル外周およびケースバック面取り部のポリッシュ幅が広げられている点で、光を受けたときの反射量と陰影の階調がこれによって増している。

文字盤は『Bleu Nuit, Nuage 50』と呼ばれる深い夜空の青を基調とする。表面にはRoyal Oak固有のGrande Tapisserieが押されており、この格子状の凹凸は約100年使われ続けるパンタグラフ式彫刻機によって一枚ずつ刻まれると伝わる。12時位置には『Audemars Piguet』の文字署名がガルヴァニック成長で立体的に置かれ、その下にダブルバー型のインデックスが復活した。これは1972年の5402が備えた意匠であり、6時側との非対称性によって文字盤の縦軸を強調する。

白ゴールド製のアプライドインデックスは長さが12個すべて揃えられ、3時位置の日付窓に隣接する短縮インデックスは廃止された。日付窓そのものは外周寄り、すなわち1972年型に近い位置に戻されている。針は同じく白ゴールドのRoyal Oak型で、ルミノヴァが充填される。サファイアケースバックからはCal.4302が望め、22金製のローターには『50 Years』の刻印が施されている。ブレスレットはサテンとポリッシュの切り分けを継承する一体型ステンレススチール製で、AP折り畳みクラスプを備える。15500STと比べてリンクの厚みがわずかに削られ、手首への落ち方がより穏やかになった。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

2022年1月下旬、Audemars PiguetはオンラインのデジタルプレスカンファレンスでRoyal Oak誕生50周年に向けた新作群を披露した。15510STはこの場で発表され、ステンレススチール41mmの『Selfwinding』として5色の文字盤展開で投入された。本作の文字盤コード01はBleu Nuit, Nuage 50に割り当てられ、続く02が黒、03がシルバートーン、04がカーキグリーン、05がグレーである。2022年生産分にはすべて、サファイアバックを通して見える22金ローターに『50 Years』の特別刻印が与えられた。2023年に入ると、50周年専用ローターは通常仕様の22金ローターへと置き換わり、これに合わせて文字盤コードも改められた。青文字盤を継承する後継個体は15510ST.OO.1320ST.06として現行コレクションに残り、同様に黒は.07、シルバートーンは.08、グリーンは.09、グレーは.10へと振り直されている。すなわち本作15510ST.OO.1320ST.01は、Royal Oakが半世紀を迎えた一年に限って製造された構成として、後継の.06と仕様面で並走しながらも、ローターの刻印によって明確に識別される個体となっている。発表時点では、複数の主要市場でアナウンスされた参考小売価格は同シリーズの他色文字盤と共通であった。

02 — Price history

価格推移

2022 · WatchLedger market index
2022-07-01 · EUR 24,3002022-10-07 · EUR 26,100€24,300€24,750€25,200€25,650€26,1002022-072022-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

※ 上記はアフィリエイト広告です。価格・在庫は各販売サイトでご確認ください。

03 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants