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TAG Heuer · Carrera · 2016

Carrera Calibre Heuer 01 45 Stainless Steel / Skeleton / White Touch

Biver体制下の2015年に世に出た45mmスケルトン・カレラHeuer01、その翌年に追加された白ラバー仕様

CAR2A1Z.FT6051は、2016年バーゼルでTAG Heuerが追加した、45mmカレラ Calibre Heuer 01系列の白ラバーストラップ仕様である。母体となるCAR2A1Z.FT6044(黒ラバー、2015年発表)から本体側の構成は受け継ぎ、12部品から成るモジュラー構造の鋼ケースと、自社製キャリバーHeuer 01を共有する。差異はストラップのみで、Biver体制下で再定義されたカレラの設計言語をそのまま提示する一本に位置づく。

Ref. CAR2A1Z.FT6051
発表年 2016
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Carrera
カテゴリ クロノグラフ / レーシング / スケルトン
キャリバー Calibre Heuer 01
ケース径 45 mm
防水 100 m
関連人物 エドゥアール・ホイヤー
クロノグラフ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.11
Case · ケース
素材 Ceramic, Stainless Steel
形状 Round
45 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー Calibre Heuer 01
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 39 石
パワーリザーブ 50 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Skeleton
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

Biver体制が描いた「新しいカレラ」

2014年末にJean-Claude Biverが暫定CEOとしてTAG Heuerの舵を取った直後、ブランドはアイデンティティの再定義を迫られていた。創業以来のレーシング・クロノグラフという軸は揺るがないとしても、世代交代する顧客に届く視覚的言語が新たに必要とされていた。その第一弾として2015年バーゼルワールドに登場したのが、母体リファレンスCAR2A1Z.FT6044である。デザイナーChristoph Behlingと当時のGeneral DirectorであるGuy Sémonが中核を担い、スケルトン化したダイヤルと12部品から成るモジュラー構造のケースを軸に、わずか2か月で骨格を固めたと伝わる。Sémonの言葉を借りれば、この一本は「カレラの新しい哲学の最初のopus」であった。

2016年、ストラップで拡張された家系

CAR2A1Z.FT6051が世に出たのは、その翌年のバーゼルワールド2016である。同時期には赤ラバーのCAR2A1Z.FT6050、青ラバーのCAR2A1T.FT6052(Blue Touch)、グレー・ファントム呼称のチタン仕様、ローズゴールド版、そしてセラミックのBlack Phantomも発表された。本機の差別化要素は文字通りストラップの色にあり、本体側のケース・ダイヤル・ムーブメントは親リファレンスCAR2A1Z.FT6044を踏襲する。

モジュラー設計が許容したラインアップ拡張

BiverとSémonが掲げたモジュラー構造の利点は、まさにこの家系拡張に現れる。12個に分解できるケース・アーキテクチャは、塗装色や素材を入れ替えるだけで派生型を産み出す前提で設計されていた。Heuer 01ファミリーは2018年にムーブメントの世代交代(Heuer 02への移行)を経て生産終了に向かうが、本機の白ラバー仕様は、その短い生涯の中で「カレラを切り分ける軸」が時計本体ではなくストラップ側にも置かれ得ることを示した派生群の一角に位置する。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースアーキテクチャ

ケース径45mmの本体は、12個の独立部品を組み合わせる「モジュラー構造」を採る。可視化されたラグは無垢ステンレススチールにブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げを交えた地金そのままの色味であり、その内側に位置する中央ケース・ケースバック・ベゼル・ラグエンドピースには、ブラック・チタンカーバイド・コーティングを施したステンレススチールが充てられる。固定ベゼルにはグレーのタキメーター目盛りが刻印される。リューズはステンレス地に部分的なラバーグリップ、クロノグラフプッシャーはチタンカーバイド・コーティングのベースの上にステンレスのヘッドを乗せる。サファイアクリスタルは前面と裏側両方に配され、Heuer 01の機関部を上下から覗かせる。

ダイヤルと針

ダイヤルはスケルトン化され、12時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンド、6時位置に12時間積算計、3時と4時の間に日付窓が並ぶ。インデックスはロジウム・コーティングのアプライドで、赤いドットがあしらわれる。クロノグラフ秒針は赤、時分針はポリッシュとサンドブラスト仕上げを併用したアプライドハンドで、ともにスーパールミノヴァが充填される。中央に渡された開放的なクロノグラフ・ブリッジ越しに、赤く塗られたコラムホイールが視認できる。

ストラップが担う差別化

FT6051を親リファレンスCAR2A1Z.FT6044と分けるのは、ストラップ色のみである。白い穿孔ラバーストラップが装着され、デプロワイヤントバックル(プッシュボタン安全装置付き)で留められる。ダイヤル側に白の色挿しは入らず、赤いアクセントとロジウム色のインデックスは親リファレンスから維持される。ホワイトを軸にした視覚演出はストラップに集約され、本体側の構造には変化を与えない。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

本機の物語は、親リファレンスCAR2A1Z.FT6044の登場とともに始まる。2015年3月のバーゼルワールドで、Jean-Claude Biver体制下の最初の主力モデルとしてCarrera Calibre Heuer 01が発表され、同年11月頃から正規流通が始まった。当初は黒ラバーストラップ仕様のCAR2A1Z.FT6044(自社製キャリバーHeuer 01搭載、12部品モジュラー構造の45mm鋼ケース)とブレスレット版CAR2A1W.BA0703の2系統のみが用意された。

CAR2A1Z.FT6051は、その翌年2016年3月のバーゼルワールドで家系拡張の一環として正式発表される。同時期にはCAR2A1Z.FT6050(赤ラバー)、CAR2A1T.FT6052(Blue Touch、青ラバー)が同じ親リファレンスからのストラップ違いとして加わり、さらにチタン仕様CAR2A8A(Grey Phantom)、セラミック仕様CAR2A90(Black Phantom)、ローズゴールド版CAR2A5A/CAR2A5Bといった素材違いも同時発表された。発表時のスイス国内推奨価格は4,950スイスフラン前後であったと伝わる。

2017年バーゼルワールドでは、それまで45mm専用だったスケルトン化ダイヤルが43mmケースのCAR201V系列にも展開された。2018年にはキャリバーHeuer 01自体の生産がHeuer 02への移行に伴って終了し、2019年までに本機を含む45mmスケルトン・カレラ群はTAG Heuer米国公式サイトおよびブティックの取り扱いから順次外された。以後、本機は正規ルートでの新品供給を持たない、生産終了モデルとして扱われている。

02 — Price history

価格推移

2022 · WatchLedger market index
2022-10-01 · EUR 5,750€5,749€5,750€5,750€5,751€5,7512022-102022-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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