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TAG Heuer · Carrera · 2018

Calibre 16 41 Stainless Steel / Blue / Alligator

カレラ55周年の2018年に登場、キャリバー1887の系譜を継ぐヘリテージ・クロノグラフの青文字盤×アリゲーター仕様

2018年にカレラのラインアップへ加わったキャリバー16 クロノグラフ(CBK系)の青文字盤仕様で、FC6292は青のアリゲーターストラップを組み合わせた型番である。41mmのポリッシュ仕上げスチールケースに、ETA 7750/セリタSW500系の自動巻クロノグラフ「キャリバー16」を搭載する。12-6-9のカウンター配置とサンレイ仕上げの青文字盤を備える。スケルトン化が進んだ当時のカレラにあって、伝統的な意匠を守る側を担った1本であり、現在は生産を終えている。

Ref. CBK2112.FC6292
発表年 2018
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Carrera
カテゴリ クロノグラフ / レーシング
キャリバー Calibre 16
ケース径 41 mm
防水 100 m
関連人物 エドゥアール・ホイヤー / ジャック・ホイヤー
クロノグラフ デイデイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.11
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 41 mm
厚さ 16.2 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー Calibre 16
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 25 石
パワーリザーブ 42 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

キャリバー1887亡き後のクラシックカレラ

2018年は、カレラにとって誕生55周年の節目だった。しかし当時のカレラの主役は、ホイヤー01やホイヤー02を積んだ43〜45mmのモジュラー系であり、スケルトンダイヤルと角張ったラグがコレクションの顔になりつつあった。一方で、伝統的な意匠を求める層の受け皿も必要とされていた。

CBK2110(黒)とCBK2112(青)から成るキャリバー16クロノグラフは、この空白を埋めるために投入された。本機CBK2112.FC6292は、その青文字盤に青アリゲーターストラップを合わせた仕様である。

1887からの継承と置き換え

新作はタキメーターを持たないスチールベゼルに、3時位置の日付窓、青で揃えたサブダイヤルを組み合わせる。

最大の転換はムーブメントだ。自社製キャリバー1887ではなく、ETA 7750またはセリタSW500をベースとする汎用機のキャリバー16が選ばれた。自社製ムーブメントをモジュラー系の上位モデルに集約し、クラシック路線は汎用ムーブメントで構成するという役割分担であった。また、同じキャリバー16でも43mmでデイデイト表示だった従来機(CV2A10系)に対し、本機は41mm・デイト表示のみへと整理された。

青×革という構成の位置

CBK世代は黒と青の2文字盤に、ブレスレット(BA0715)とアリゲーター(黒はFC6266、青は本機FC6292)を組み合わせた計4型で展開された。中でも青サンレイ文字盤と青アリゲーターの組み合わせは、スポーツクロノグラフというより端正なドレスクロノ寄りの性格を与えられた仕様である。同じ41mmケースにセラミックベゼルを組み合わせたCBM2110/CBM2112も並び、CBK系は「ヘリテージ側」を担った。2023年に登場したガラスボックス風防の新世代カレラ・クロノグラフ(CBS2210系)へと続く流れの中で、本機はクラシックカレラの命脈をつないだ世代として位置づけられる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは41mmのスチール製で、全面をポリッシュで仕上げる。固定ベゼルは細く絞られ、視線が文字盤に集中するよう設計されている。厚さは公式表記で15.95mm。7750系ムーブメントを積むクロノグラフとしては標準的だが、薄くはなく、装着時にはそれなりの存在感がある。ラグ幅は20mmで、ラグ内側を削ぎ落とす造形は1960年代カレラ以来の文法を踏襲する。

青文字盤はサンレイ(放射)仕上げで、光の角度によって明度が大きく変わる。サブダイヤルも青で統一される。インデックスは植字で、針とともに夜光が施される。3時位置の日付窓は銀色の枠で縁取られ、白地のデイトディスクが青地に浮かぶ。

ケースバックにはサファイアの開口が設けられ、キャリバー16のローターが見える。キャリバー16はバルジュー7750 またはセリタSW500 をベースとする自動巻クロノグラフで、毎時28,800振動(4Hz)で動く。セラミックベゼルを持つ姉妹系 CBM2112 の裏蓋が無垢のスチールであるのと対照的である。従来のキャリバー16搭載カレラの多くがソリッドバックだったことを踏まえると、これは本世代での明確な改良点といえる。

FC6292のストラップは青アリゲーターである。バックルはダブルセーフティプッシュボタン付きのスチール製フォールディングクラスプ。同型の青文字盤にはHリンクブレスのBA0715も用意されたが、革仕様の本機は青の濃淡を腕元でそろえる構成であり、ポリッシュケースの光沢と相まって、スポーツクロノグラフよりも落ち着いた印象にまとまっている。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

カレラ誕生55周年の2018年にラインアップへ加わった(2018年のバーゼルワールドで発表された「カレラ キャリバー16」は、セラミックベゼルと白いサブダイヤルの別系統 CV201A 系である)。黒文字盤のCBK2110と青文字盤のCBK2112の2種で、それぞれにスチールブレスレット仕様(BA0715)とアリゲーターストラップ仕様(黒はFC6266、青は本機FC6292)が設定され、世代全体では計4型の構成だった。販売は2018年から2019年にかけてのレンジとして始まった。

同じ41mmケースにセラミック製タキミーターベゼルを組み合わせたCBM2110/CBM2112も並び、CBK系はコレクション内でヘリテージ寄りの選択肢として併売された。生産期間中、本機の外装仕様に大きな変更は確認されていないが、公式製品ページのパワーリザーブ表記は、地域ページや時期によって42・48・56時間と揺れており、どの値が正しいかは確認できない。

2023年、ウォッチズ&ワンダーズでガラスボックス風防と自社製キャリバーTH20-00を備えた新世代カレラ・クロノグラフが発表されると、キャリバー16系のカレラは段階的にカタログから姿を消した。本機CBK2112.FC6292も現在は生産を終了しており、タグ・ホイヤー公式サイトの製品ページには生産終了(discontinued)の表記がある。明確な生産終了年月は公表されていない。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 TAG Heuer Carrera Chronograph - 41 mm - CBK2112.BA0715 | TAG Heuer 公式 · TAG Heuer · 2026.10.11 閲覧 TAG Heuer · 2026.10.11
  2. 02 専門メディア HANDS-ON: The TAG Heuer Carrera Calibre 16 Chronograph 専門メディア · Time+Tide · 2026.10.11 閲覧 Time+Tide · 2026.10.11
  3. 03 専門メディア TAG Heuer Carrera Calibre 16 41mm Blue Watch Review | aBlogtoWatch 専門メディア · aBlogtoWatch · 2026.10.11 閲覧 aBlogtoWatch · 2026.10.11
02 — Price history

価格推移

2019–2022 · WatchLedger market index
2019-11-12 · EUR 3,7502022-10-01 · EUR 4,350€3,750€3,900€4,050€4,200€4,3502019-112022-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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