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用語 / TERM · Radio-Controlled Watch

電波時計

標準電波が運ぶ時刻符号を受信し、自らの時刻を自動で修正する時計

電波時計とは、各国の機関が送信する標準電波を受信し、その時刻符号にもとづいて時刻と日付を自動修正する時計である。原子時計を基準とする信号を直接受け取るため、利用者による時刻合わせを必要としない。

送信されるのは長波帯の電波で、1分をかけて1組の時刻符号を送る形式が一般的である。受信は消費電力と電波状況の両面から深夜に自動で行われ、失敗した場合は時刻を刻み続けたまま次の機会を待つ。送信所からの受信可能範囲はおよそ1,000kmが目安とされ、建物の構造や電子機器の発するノイズによっては受信できないこともある。

対応する局数によって呼称が分かれる。カシオのマルチバンド6やシチズンの同種の機能は、日本のJJY2局(福島おおたかどや山の40kHz、九州はがね山の60kHz)に加え、米国のWWVB、英国のMSF、ドイツのDCF77、中国のBPCの計6局を切り替えて受信する。局ごとに符号の形式が異なるため、時計側は複数の解読方式を備えている。

2010年代以降はGPS衛星の電波を用いる方式も現れたが、消費電力が大きいため、長波を用いる方式も併存している。