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CALIBER · TAG Heuer

Calibre 7

自動巻 Automatic Analog GMT デイト

セリタのSW300系を土台に、日付付き3針とGMTの両方を担うタグ・ホイヤーの汎用自動巻キャリバー

振動数
28,800 vph · 4 Hz
パワーリザーブ
46 時間
石数
21 石
ムーブメント径
26.2 mm
Cal. Calibre 7
movement · Calibre 7 図: ムーブメント — WatchBase
01 — OVERVIEW

概要

Calibre 7は、タグ・ホイヤーが自社のコレクションに展開する自動巻キャリバーの呼称である。自社で一から作った機械ではなく、汎用の自動巻を基にしている。Monochromeによれば、2021年のカレラ ツインタイム デイト 41mmに載るCalibre 7はセリタSW330を基にした第2時間帯付きの機械で、パワーリザーブは約50時間。2023年のカレラ デイト 36mmに載るCalibre 7はセリタSW300を基にした日付付き3針で、56時間を持つ。いずれも振動数は28,800vph(4Hz)である。同じ呼称が、機能の異なる基幹を横断している点に特徴がある。

02 — SPECIFICATIONS

仕様

MakerTAG Heuer
ReferenceCalibre 7
TypeAutomatic(自動巻)
DisplayAnalog
Frequency28,800 vph (4 Hz)
Jewels21 石
Power reserve46 h
Movement ⌀26.2 mm
HandsHours, Minutes, Small Seconds
DateDate
03 — EDITORIAL

系譜と歴史

Genealogy & history

数字式の呼称のなかで

タグ・ホイヤーは、汎用のムーブメントを基にした機械に「Calibre 5」「Calibre 7」「Calibre 16」のような番号を与え、自社の呼称として表記している。Monochromeの記事では、セリタSW200を基にした日付付き3針やデイデイトの機械がCalibre 5、ETAとヴァルジューの7750を基にしたクロノグラフの機械がCalibre 16と呼ばれ、Calibre 7はより長いパワーリザーブを持つ3針や、第2時間帯を備えた機械に使われている。

2つの基幹

Calibre 7の名は、機能の異なる2つの基幹にまたがる。

一つは、第2時間帯を備えた版である。Monochromeによれば、2021年のカレラ 3針コレクションで登場したカレラ ツインタイム デイト 41mmは、1950年代のホイヤーの旅行用時計「ツインタイム」にちなむGMTで、セリタSW330を基にしたCalibre 7を積む。パワーリザーブは約50時間である。同じコレクションで登場した39mmのカレラ デイトと41mmのカレラ デイデイトはCalibre 5を積んでおり、Calibre 7はこの3本のなかで第2時間帯を担う機械として位置づけられた。

もう一つは、日付付き3針の版である。2023年のカレラ デイト 36mmについて、Monochromeは、前のデイトのモデルが38時間のCalibre 5を積んでいたのに対し、新しいシリーズはセリタSW300を基にした56時間のCalibre 7へ格上げされたと書いている。同じ日付付き3針でも、Calibre 5からCalibre 7への切り替えによって、パワーリザーブが大きく延びたことになる。この36mmのシリーズは、銀・青・緑・ピンクの文字盤と、H字形のリンクを持つスチールのブレスレットで展開された。

汎用の基幹を選ぶ意味

セリタの機械は、他社の汎用機と互換性を持つ設計で知られ、整備のしやすさも利点とされる。Monochromeは、Calibre 5の基幹であるセリタSW200を、必要なときに整備しやすい信頼できる主力機と評している。タグ・ホイヤーは、こうした汎用の基幹を土台に、日常使いの3針やGMTを幅広く展開している。

04 — MECHANISM

技術解説

Technical breakdown

基幹の構造と振動数

Calibre 7の物理的な基盤は、セリタ製の自動巻の基幹である。日付付き3針の版はSW300を、第2時間帯付きの版はSW330を基にする。いずれも28,800vph(4Hz)で振動する。

振動数28,800vphは1時間あたり28,800回の片振りを意味し、運針は1秒あたり8コマで進む。これは現代の汎用自動巻における事実上の標準値であり、より低い振動数に比べて、姿勢差の平準化と短期の精度の安定に寄与するとされる。

テンプとヒゲゼンマイ

テンプは、ヒゲゼンマイと組んで一定の周期で往復し、時計の歩度を決める調速機の中核である。Calibre 7は汎用の基幹の構成をそのまま用いており、シリコン製のヒゲゼンマイのような特殊な素材を前面に打ち出した仕様ではない。

自動巻機構とパワーリザーブ

ローター(自動巻の錘)は中央の軸に取り付けられ、回転によって香箱のゼンマイを巻き上げる。パワーリザーブは版によって異なり、Monochromeは2021年のツインタイム デイトの版を約50時間、2023年のカレラ デイト 36mmの版を56時間と記している。同じカレラ デイトの前のモデルに載っていたCalibre 5(セリタSW200が基幹)は38時間で、Monochromeはこれを同等の新しい機械に比べて短めだと指摘していた。Calibre 7への切り替えは、この点の改善にあたる。

第2時間帯(SW330系)

第2時間帯付きのCalibre 7は、時・分・秒と日付に加え、24時間で一周するGMT針を備える。カレラ ツインタイム デイトでは、この針で本国などもう一つの時間帯の時刻を示す。第2時間帯の機能は、基幹の輪列の大半を共有しつつ、24時間針を駆動するための歯車を加えた構成である。

表示と外観

2023年のカレラ デイト 36mmの版は、時・分・秒と日付を表示する。2021年のカレラ 3針コレクションでは、サファイアクリスタルのねじ込み式の裏蓋から機械を眺められる。仕上げは汎用の機械に準じた水準である。

Calibre 5との比較

同じカレラの3針で比べると、違いは数字にはっきり表れる。Monochromeによれば、2021年のカレラ デイト 39mmのCalibre 5はセリタSW200を基にした25石、28,800vph、38時間の機械で、デイデイトの版は曜日の円盤のために石が1つ増える。これに対し2023年のカレラ デイト 36mmのCalibre 7は、同じ振動数のまま56時間を確保する。日常に使う3針で、週末をまたいでも止まりにくい余裕を得たことが、Calibre 7への切り替えの実用上の利点である。

05 — CARRIERS

このキャリバーを搭載する 2 本のリファレンス

This caliber appears in 2 references
06 — SOURCES

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

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