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TERM · 用語 · ハ行

ブレゲ針

Breguet Hands

先端付近に丸い透かしを設けた古典的な指針。1783年頃にブレゲが考案した意匠

DEFINITION · 定義

ブレゲ針(Breguet Hands)とは、先端付近に丸い透かしを設けた、細身の指針である。アブラアン=ルイ・ブレゲ(Abraham-Louis Breguet)が1783年頃に考案し、針の素材には金または焼き入れによりブルーに発色させた鋼が用いられる。

考案以前、当時の懐中時計の針は短く太く、過度な装飾を施されたものが主流であった。ブレゲはこれを大胆に細身化し、先端の鋭い指示部の少し手前に丸い透かしを配することで、視認性と装飾性を両立させた。透かしの形状は「中身を抜いた林檎」あるいは「三日月」に喩えられ、フランス語ではこの形状からà pomme évidée(ポム・エヴィデ)針とも呼ばれる。

考案後まもなく当時の主要な時計師に広く採り入れられ、「ブレゲ針」の名は、同時期に考案されたブレゲ数字(Breguet Numerals)とともに時計の一般用語として定着した。19世紀末にはブレゲ社内でも使われなくなったが、1930年頃から再び広く用いられるようになり、現在もクラシックなドレスウォッチに見られる。

— SOURCES

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Breguet hands and Breguet’s Arabic numerals 公式 · Breguet · 2026.10.10 閲覧 Breguet · 2026.10.10
  2. 02 公式 Invention of the gong-spring and creation of the Breguet hands and numerals 公式 · Breguet · 2026.10.10 閲覧 Breguet · 2026.10.10