TERM · 用語 · ハ行
ハック機構
Hacking Seconds
リューズを引くと秒針を停止させる機構。秒単位での時刻合わせを可能にする
DEFINITION · 定義
ハック機構(Hacking Seconds、別名:秒針停止機構、ストップセコンド)とは、リューズを時刻合わせ位置まで引いた際に秒針を停止させる機構である。
リューズ操作と連動したレバーがテンプに接触し、輪列の駆動を物理的に止めることで秒針を停める。リューズを押し戻すと制動が解除され、運針が再開する。これにより、基準時計や時報、原子時計の信号などと秒単位で同期した時刻合わせが可能となる。
広く用いられるきっかけは、第2次世界大戦期に軍がA-11などの軍用時計にこの機能を求めたことである。作戦行動では兵士の時計を秒単位で揃える必要があった。ハミルトンは1942年に民生品の生産を止めて軍需に専念しており、同社の軍用時計にはハック機構を備えたものがある。
現代の機械式ムーブメントの多くが備えるが、すべてではない。セイコーの7S26のように、ハック機構を持たないキャリバーもある。
— SOURCES
出典
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