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用語 / TERM · Hacking Seconds

ハック機構

リューズを引くと秒針を停止させる機構。秒単位での時刻合わせを可能にする

ハック機構(Hacking Seconds、別名:秒針停止機構、ストップセコンド)とは、リューズを時刻合わせ位置まで引いた際に秒針を停止させる機構である。

リューズ操作と連動したレバーがテンプに接触し、輪列の駆動を物理的に止めることで秒針を停める。リューズを押し戻すと制動が解除され、運針が再開する。これにより、基準時計や時報、原子時計の信号などと秒単位で同期した時刻合わせが可能となる。

起源は20世紀前半の軍用時計とされ、第2次世界大戦期にハミルトンやロンジン、オメガなどが軍向けの航空・野戦用時計に搭載した。「ハック」の語は時刻合わせの掛け声に由来すると伝わるが、語源には諸説ある。一般向けの機械式時計に広く普及したのは1960年代後半以降と言われる。

現代ではロレックスのCal. 3135・3235、ETA 2824-2、セリタSW200-1など多くのキャリバーが標準搭載する。一方、一部のヴィンテージ機や構造を簡素化した廉価機械式キャリバーには非搭載のものもある。