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Zenith · Chronomaster Original · 2025

Chronomaster Original Stainless Steel / Blue

創業160周年の青を映した、クロノマスター オリジナル初のブルーダイヤル。1969年のA386に連なる38mmスティールである。

03.3200.3600/52.C910は、2025年にゼニスが加えたクロノマスター オリジナル初のブルーダイヤルである。同年はブランド創業160周年にあたり、青は記念の象徴色として複数の新作に用いられた。本機もその流れに位置づけられる。1969年のA386を原型とする38mmのスティールケースに、サンレイ仕上げのミッドナイトブルー文字盤を組み合わせた一本である。3つの重なり合うトリコロールカウンターと、毎時36,000振動を刻む自動巻きクロノグラフEl Primero 3600はそのまま受け継がれ、変わったのは色だけである。シルバー、ブラックに続く3色目のダイヤルにあたる。

Ref. 03.3200.3600/52.C910
発表年 2025
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Chronomaster Original
カテゴリ クロノグラフ
キャリバー El Primero 3600
ケース径 38 mm
防水 50 m
クロノグラフ デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.09
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
38 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 50 m
Movement · ムーブメント
キャリバー El Primero 3600
タイプ Automatic
振動数 36,000 bph
石数 35 石
パワーリザーブ 60 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

160周年と「青」

2025年はゼニスにとって創業160周年の年であった。この記念年を貫く色として選ばれたのが、ブランドの象徴でもある青である。社名「ゼニス」が夜空の天頂に由来することからも、青はもともとブランドと縁の深い色だった。

記念年の中心を担ったのは、3月のウォッチズ&ワンダーズで披露された青いセラミックの限定クロノグラフ群と、創業者の名を冠したG.F.J.であった。03.3200.3600/52.C910は、その流れを受けて2025年6月に登場する。限定のセラミック勢とは異なり、こちらはスティールケースに収められ、定番コレクションに加わる常用モデルとして発表された。記念年の青を、最もA386に近い系統に落とし込んだ一本という位置づけである。

A386の系譜と青の含意

クロノマスター オリジナルは、1969年のA386を出発点とするラインである。2021年にシルバーとブラック(リバースパンダ)で始まり、2023年にはブラックのトリコロール文字盤が加わった。本機はこのラインにとって初のブルーダイヤルにあたる。

青という選択には、記念色という理由だけでなく、もう一つの読み筋がある。1971年、ゼニスはA385の派生として青文字盤のA3818を少数生産した。これがマンフレッド・レスラーの著書の表紙を飾ったことから「カバーガール」の通称で知られる、希少なEl Primeroである。本機のサンレイ・ブルー文字盤に、このA3818を重ねて見る向きもある。ただしA3818はトノー型ケースの別系統であり、本機はあくまでA386の丸型を踏襲する。直接の復刻ではなく、青という色を介した連想にとどまる点は補足しておきたい。

兄弟Refの中での位置

機構の面で、本機は同ラインのトリコロール各モデルと変わらない。搭載するのは自動巻きEl Primero 3600であり、毎時36,000振動 (5Hz) の高振動から1/10秒計測を導く。世代交代でも仕様変更でもなく、文字盤の色と仕上げのみを差し替えた兄弟Refである。リファレンス番号の上でも、本機は同ラインと03.3200.3600までを共有し、文字盤コードの52で青を、C910で付属構成を示すにすぎない。

それでも、青の常用スティールが定番に加わった意味は小さくない。限定のセラミック三部作が記念年の頂点を示したとすれば、本機はその青を、コレクションの土台へと根づかせる役割を担っている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

文字盤が、本機を他のクロノマスター オリジナルから分かつ最大の要素である。地はサンレイ仕上げのミッドナイトブルー。光の角度で濃淡が動き、深い藍から明るい青へと表情を変える。

その上に、El Primero伝統の3つの重なり合うカウンターが配される。9時が明るいグレーのスモールセコンド、6時が濃いグレーの60分積算計、3時がブルーの60秒積算計である。シルバーやブラックの文字盤では地との対比でカウンターが浮き上がったが、青地の上では3色がより連続したグラデーションとして見える。

針と仕上げにも本機固有の選択がある。時分針と植字インデックスはロジウムプレートを施した白系で、スーパールミノバSLN C1を備える。青地に対して視認性を確保するための白であり、中央のクロノグラフ秒針だけが赤い。この赤い針は10秒で文字盤を1周し、外周の1/10秒スケールと対をなす。A386が備えていたタキメーターは、この精密スケールに置き換えられている。4時半のトラペーズ型デイト窓も、地と揃えて青を背景に白い数字を置く。

ケースは1969年の意匠を踏襲する。径38mm、ベゼルを持たない丸型で、面取りされたラグとポンプ式プッシャー、ドーム状に盛り上がったボックスサファイアを備える。表面はラジアルサテンとポリッシュを切り分け、リューズはねじ込み式ではない。50m防水という値は、これが潜水用ではなく日常の伴侶としてのクロノグラフであることを物語る。

裏蓋のサファイアからは、星形にくり抜かれたローターを持つEl Primero 3600が覗く。本機はブルーのカーフストラップとスティール製3列ブレスレットの双方が付属し、いずれもフォールディングクラスプで留める。ドレスにも普段使いにも振れる構成である。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

2025年はゼニスの創業160周年にあたり、ブランドは記念色として青を打ち出した。同年3月のウォッチズ&ワンダーズでは、ブルーセラミックのクロノマスター スポーツ、デファイ スカイライン クロノグラフ、パイロット ビッグデイト フライバックの三部作と、プラチナのG.F.J.が披露された。これらはいずれも160本限定であった。

03.3200.3600/52.C910が公開されたのは、その流れを受けた2025年6月である。限定の記念モデルとは性格を異にし、本機はスティールケースの常用モデルとして定番コレクションに加えられた。クロノマスター オリジナルにとっては、2021年のシルバーとブラック、2023年のブラックトリコロールに続く、初のブルーダイヤルである。

発表時の構成は、ブルーのカーフストラップとスティールブレスレットの2本付属。参考価格は欧州で10,400ユーロとされた。生産数の上限は設けられておらず、限定品ではない。2025年の登場から日が浅いため、生産期間中の仕様変更や派生Refの追加は本稿執筆時点で確認されていない。現行モデルである。

02 — Price history

価格推移

2026 · WatchLedger market index
2026-02-01 · EUR 10,800€10,799€10,800€10,800€10,801€10,8012026-022026-02

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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