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Nomos Glashütte · Ahoi · 2023

Ahoi Neomatik 38 Sky Blue / Closed Case Back

2023年、アホイに38.5mmの中間径と自社製デイトをもたらした空色文字盤のスチール裏蓋仕様

アホイ ネオマティック 38 デイト スカイ Ref. 516は、NOMOSのスポーツライン「アホイ」に2023年加わった38.5mm径の自動巻きである。外周デイトリング構造のCal. DUW 6101により、デイト表示と200m防水を厚さ10mm未満のケースに収めた。空色の文字盤はブランド初採用の色調で、オレンジのスモールセコンド針が差し色となる。Ref. 516はスチール無垢裏蓋の仕様を指し、シースルーバックのRef. 526と対をなす。

Ref. 516
発表年 2023
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Ahoi
カテゴリ ドレススポーツ
キャリバー DUW 6101
ケース径 38 mm
防水 200 m
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 38 mm
厚さ 9.8 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 200 m
Movement · ムーブメント
キャリバー DUW 6101
タイプ Automatic
振動数 21,600 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 42 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

36mmと40mmの間を埋める一手

アホイは2013年、防水テキスタイルストラップとねじ込みリューズを備えた40mmのスポーツウォッチとして登場した。タンジェントの設計言語を堅牢化したこのラインは、その後36.3mm径のネオマティック仕様を加え、大小2サイズで展開されてきた。しかし40mm版が積むデイト付きキャリバーは旧世代のZeta系で、薄型自動巻きDUW 3001を積む36.3mm版にはデイトがない。サイズとデイトの組み合わせに空白が残っていた。2023年7月に発表された38.5mmの「アホイ ネオマティック 38 デイト」は、この空白を一挙に埋める一手である。Ref. 516はその第1陣に当たる。

ブランド初の色「スカイ」

38 デイトは空色の「スカイ」と金砂色の「サンド」(Ref. 517/527)の2色で同時に登場した。いずれもNOMOSが初めて採用した色調とされ、海辺と夏を想起させる色彩で、紺一色だったアホイの世界観を明るい方向へ広げた。スカイの文字盤にはオレンジのスモールセコンド針が組み合わされ、従来のアトランティック・ブルーが持つ硬質な印象とは異なる、軽やかな性格を与えられている。なお38 デイトの投入と前後して40mm版は現行ラインから退いたと伝えられ、38.5mmは事実上の世代交代でもあった。

デイトリングを縮めたDUW 6101

搭載されるDUW 6101は、2018年に登場したNOMOS初のデイト付きネオマティック・キャリバーである。デイトリングをムーブメントの外周に配する特許機構により、デイト付きながら厚さ3.6mmを保つ。38.5mmケースに収めるにあたり、このデイトリングは専用に縮小された。自社開発の脱進機「スイングシステム」を持つ点も含め、外部調達に頼らない設計がこのサイズ展開を可能にしたといえる。

裏蓋で分かれる兄弟と、その後の拡張

Ref. 516はスチール無垢裏蓋、Ref. 526はサファイア裏蓋という関係にあり、機構と文字盤は共通する。発表後もファミリーは拡張を続け、2024年にアトランティック(Ref. 518/528)、2025年にホワイトシルバー(Ref. 525/525.SB)が加わり、38 デイトは4色構成となった。スカイはその起点に位置するリファレンスである。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースはアホイ伝統の円筒形シルエットを踏襲する。タンジェント譲りの細く角度のついたラグ、薄いベゼル、全面ポリッシュの2ピース構造に、リューズガードとねじ込みリューズが加わり、ドレスウォッチの線の細さとスポーツウォッチの装備が同居する。リューズには赤い警告リングが仕込まれ、締め込みが不完全な状態を視覚的に知らせる。厚さは9.8mmで、サファイア裏蓋のRef. 526より0.1mm薄い。スチール無垢の裏蓋を6本のビスで固定する構造が、200m防水とこの薄さの両立を支えている。風防は両面無反射コーティングのドーム型サファイアである。

文字盤はマットなスカイブルー。黒のアラビア数字とバーインデックスを交互に配し、外周には5分間隔で夜光の長方形マーカーが並ぶ。ロジウムメッキの時分針には白いスーパールミノバがインレイされ、暗所では緑色に発光する。6時位置のスモールセコンドにはオレンジの針が走り、淡い青地に対する唯一の強い差し色となる。3時位置のデイトは文字盤と同色のディスクを用い、表示を主張させない処理が一貫している。金色の「neomatik」表記は搭載キャリバーの世代を示す。

DUW 6101の外周デイトリング構造は、デイト窓を文字盤の縁に近い位置へ置くことを可能にし、視認性と薄さを同時に確保する。日送りは双方向のクイックセットに対応する。ストラップはフランス製の織りテキスタイル(ブルーブラック)で、ラグ幅20mm、貫通式のラグ穴により交換も容易である。留め具にはステンレスのウィングクラスプが採用され、水場での使用を前提とした構成がストラップにまで及ぶ。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

アホイ ネオマティック 38 デイト スカイは2023年7月、色違いのサンド(Ref. 517/527)とともに発表された。38.5mmという中間径と、ブランド初の2色の文字盤を同時に投入する発表で、販売開始は同年8月とされる。当初からスチール裏蓋のRef. 516とサファイア裏蓋のRef. 526の2仕様が用意され、この構成は現在まで変わっていない。また38 デイトの登場と前後して、2013年以来続いた40mm径のアホイは現行コレクションから整理されたと伝えられる。

ファミリーの拡張は段階的に進んだ。2024年7月、深い紺色のアトランティック(Ref. 518/528)が38.5mm径に追加され、36mmと40mmで展開されてきた伝統色がこのサイズにも揃った。2025年6月にはホワイトシルバー(Ref. 525/525.SB)が加わり、38 デイトはスカイ、サンド、アトランティック、ホワイトの4色構成となった。

Ref. 516自体には、発表以降に文字盤や機構の仕様変更は確認されていない。限定生産ではなく通常コレクションの一員であり、2026年6月時点で現行モデルとして継続している。デイト付きの38.5mm径というポジションは、アホイの中核サイズとして定着しつつある。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 DUW 6101 - NOMOS Glashütte 公式 · NOMOS Glashütte · 2026.08.15 閲覧 NOMOS Glashütte · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア DUW 6101 - Grail Watch Reference 専門メディア · Grail Watch Reference · 2026.08.15 閲覧 Grail Watch Reference · 2026.08.15
02 — Price history

価格推移

2023–2026 · WatchLedger market index
2023-10-05 · EUR 3,5202026-04-29 · EUR 3,700€3,520€3,565€3,610€3,655€3,7002023-102026-04

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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