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Cartier · Rotonde de Cartier · 2015

Rotonde de Cartier Chronograph White Gold / Blue

2015年に登場した自社製クロノグラフを、白金ケースとブルー文字盤に収めた世界限定300本のロトンド

ロトンド ドゥ カルティエ クロノグラフ W1556239は、2015年のSIHHで発表されたロトンド ドゥ カルティエの自動巻クロノグラフである。直径40mmの白金ケースに、コラムホイール式の自社製クロノグラフCal.1904-CH MCを搭載する。同時に登場したスチール製・ローズゴールド製と異なり、本機はブルーのギヨシェ文字盤にシルバーのサブダイヤルを組み合わせ、世界限定300本として送り出された。実用的なクロノグラフ機構を、ドレスウォッチの端正な装いに束ねたリファレンスである。

Ref. W1556239
発表年 2015
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Rotonde de Cartier
カテゴリ クロノグラフ
キャリバー 1904-CH MC
ケース径 40 mm
防水 30 m
関連人物 ルイ・カルティエ
クロノグラフ デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.09
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 White Gold
形状 Round
径 40 mm
厚さ 12.15 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 1904-CH MC
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 35 石
パワーリザーブ 48 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Roman Numerals
針 Breguet
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

カリブルからロトンドへ

カルティエが自社製の自動巻クロノグラフ機構Cal.1904-CH MCを世に出したのは、2012年末に予告され2013年のSIHHで発表されたカリブル ドゥ カルティエ クロノグラフにおいてである。コラムホイールと垂直クラッチを備えたこの機構は、スポーティな42mmケースと組み合わされ、カルティエが本格的な製造技術を持つことを示す一本となった。

2015年のSIHHで、カルティエは同じCal.1904-CH MCを、より古典的なロトンド ドゥ カルティエのケースに移した。ロトンドはまっすぐなラグを持つ円形ケースで、カルティエのなかでも端正な系譜に属する。スポーツ寄りだったカリブルの機構を、ドレスウォッチの文脈へ置き換える試みであった。

三つの素材と本機の位置

ロトンド ドゥ カルティエ クロノグラフは、発表時に三つの素材で用意された。スチール製のWSRO0002、ローズゴールド製のW1556238、そして白金製の本機W1556239である。前二者がシルバー基調の文字盤をまとうのに対し、W1556239だけがブルーの文字盤を持ち、世界限定300本として区別された。

スチール製が手の届きやすい実用機として位置づけられたのに対し、貴金属の二本は装いを変えた上位の選択肢であった。なかでも生産数を限ったのは本機だけであり、三本のなかで唯一の特別仕様として送り出された。

白金と限定が束ねたもの

カルティエは時計と宝飾の双方を手がける歴史を持つ。本機は、自社製クロノグラフという実用的な中身を、白金という素材と限定という形式で特別仕様にまとめ直したリファレンスといえる。カリブル ドゥ カルティエ クロノグラフが示した機構を、宝飾メゾンらしい素材と色彩で語り直す試みであった。

スチール製が量産の実用機、貴金属の二本が装いを変えた上位機という構図のなかで、本機は最も装飾性に振れた位置にある。実用機構と特別仕様という二つの性格を一本に束ねた点に、W1556239の固有の意味がある。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

白金のケースは直径40mm、厚さ12.15mm。まっすぐなラグを持つ円形ケースは、ロトンド ドゥ カルティエに共通する端正な輪郭である。本機を他の二本から分けるのは、まず文字盤の色にある。ブルーのサンバースト仕上げの地に、白いローマ数字とミニッツトラックが置かれ、その上にシルバーのギヨシェ・サブダイヤルが沈む。VIIのローマ数字にはカルティエのシークレットサインが潜む。青と銀の対比が、ドレスクロノグラフに明快な表情を与えている。

サブダイヤルは二つ。3時位置に30分計、9時位置に12時間計を備えるバイコンパックス構成で、ランニングセコンドの小針を持たない点が、この機構の特徴である。サブダイヤルの指針はブルースチール製で、銀地のなかで時間を読ませる。中央にはクロノグラフ秒針が走る。

針は先端近くに円形を抱き、矢じり形の先端を持つホワイトゴールド製で、より古典的な、ロトンドの端正さに沿った選択である。6時位置には台形のデイト窓が開く。枠のない開放的な日付表示は、カルティエが好んで用いる意匠で、好みの分かれる要素でもある。

リューズには青いスピネルのカボションが据えられ、文字盤の青と呼応する。両脇には角型のクロノグラフ・プッシャーが配される。ケースバックはサファイアクリスタルの透視仕様で、内部のCal.1904-CH MCを見せる。269個の部品からなる厚さ5.72mmの機構は、35石、二つの香箱で約48時間を駆動する。防水は30m。ストラップはアリゲーターで、白金製のデプロワイヤントバックルで留める。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

ロトンド ドゥ カルティエ クロノグラフは、2015年1月にジュネーブで開かれたSIHH(国際高級時計サロン)で発表された。発表時の素材は三つで、スチール製のWSRO0002、ローズゴールド製のW1556238、そして白金製のW1556239である。本機W1556239は、このうち唯一ブルーとシルバーの「パンダ」風の文字盤をまとい、世界限定300本として送り出された。

搭載されるCal.1904-CH MCは、本機のために新規開発された機構ではない。2013年にカリブル ドゥ カルティエ クロノグラフで初搭載された自社製のコラムホイール式クロノグラフであり、本機はそれをロトンドのケースに収めた形となる。

白金・ブルー文字盤・限定300本という仕様は発表時に確定しており、その後の生産期間中に文字盤色やムーブメント世代の変更は確認されていない。市場には2016年1月付の保証書を伴う個体も見られる。

現在は通常生産されておらず、2015年に始まった特別仕様のリファレンスとして扱われる。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Watches - Cartier 公式 · Cartier · 2026.08.15 閲覧 Cartier · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア SIHH 2013: Introducing the Calibre de Cartier Chronograph, equipped with Cartier’s new in-house chronograph movement (live pics and pricing) 専門メディア · SJX Watches · 2026.10.12 閲覧 SJX Watches · 2026.10.12
  3. 03 専門メディア Cartier W1556239 : Rotonde de Cartier Chronograph White Gold / Blue 専門メディア · WatchBase · 2026.10.12 閲覧 WatchBase · 2026.10.12
  4. 04 専門メディア Cartier Rotonde Chronograph Watch Review 専門メディア · aBlogtoWatch · 2026.10.12 閲覧 aBlogtoWatch · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2016 · WatchLedger market index
2016-10-29 · EUR 24,500€23,000€24,000€25,000€26,0002016-102016-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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