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Breguet · Classique · 2019

Classique 5177 White Gold / Blue Enamel

2019年に量産化された、青グランフー・エナメル文字盤を持つClassique 5177。原点は日本限定のGinza版にある

5177BB/2Y/9V6は、2019年にブレゲが量産モデルとして発表したClassique 5177の青グランフー・エナメル仕様である。直径38mmの白ゴールドケースに、ブルースチール針の青を文字盤へ移したという濃紺のエナメルダイヤルを組み合わせる。3時位置に台形の日付窓、6時位置にシークレットサインを備え、針は先端の開いたブレゲ針を採用する。自動巻きCal.777Qはシリコン製のヒゲゼンマイと脱進機を持ち、毎時28,800振動 (4Hz)、パワーリザーブは55時間。青エナメルの意匠そのものは、2017年に日本市場へ向けた10本限定のGinza版で先に披露されたものである。

Ref. 5177BB/2Y/9V6
発表年 2019
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Classique
カテゴリ ドレス
キャリバー 777Q
ケース径 38 mm
防水 30 m
関連人物 アブラアン=ルイ・ブレゲ / ニコラス・G・ハイエック
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.08
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 White Gold
形状 Round
径 38 mm
厚さ 8.8 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 777Q
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 26 石
パワーリザーブ 55 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Roman Numerals
針 Breguet
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 量産モデルとして世に出るまで

Classique 5177は、ブレゲのドレスウォッチの中では比較的入手しやすい三針デイトとして、2006年に登場したとされる。当初の文字盤は銀色のギヨシェ彫りで、センターセコンドと日付を備えた実用的な構成だった。この5177に濃紺のグランフー・エナメル文字盤を与えたのが、本機5177BB/2Y/9V6である。ブレゲにとって青のグランフー・エナメルは新しい試みであり、定番の白エナメルやギヨシェとは異なる表情をシリーズへ持ち込んだ。色そのものは奇抜ではないが、白を基調としてきたブレゲの文字盤にあっては、明確な転換点となる選択だった。

2. 日本で生まれた青

この青い文字盤の出発点は、2017年10月に発表されたClassique 5175「Ginza Anniversary」(Ref. 5175BB/2Y/9V6)にある。これはブレゲ銀座ブティックの10周年を記念し、日本市場へ向けて10本だけ作られた特別仕様だった。銀座への出店は2007年で、その節目に合わせて選ばれたのが、ブレゲ初となる青のグランフー・エナメルだった。日付窓を持たない5175をベースとする構成だった。この限定版の濃紺エナメルが、量産版の下地になったとされる。

3. 日付という選択

2019年2月、ブレゲは同じ青エナメルを日付付きの5177に載せ、現行ラインへ正式に組み込んだ。日付を持たないGinza版を純粋な意匠として評価する声がある一方、本機は日付窓を備えることで日常での実用性を確保している。日付窓が3時の数字のすぐ隣に置かれる点を、古典的な構成を崩す要素として挙げる評もある。窓は3時位置の数字に隣接するが、台形の開口と一段低い暗色の窓枠によって、エナメル面のなかへ穏やかに収めている。白エナメルやギヨシェの仕様と並ぶ、5177ファミリーの色違いの一本でありながら、青という選択と日本発という来歴によって、本機は独自の位置を占めている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

本機の核心は、濃紺のグランフー・エナメルにある。この青は、ブレゲ針を焼き戻して得るブルースチールの色を文字盤へ写したもので、800度を超える炉で焼成して発色させる。焼成温度に耐えて色味を一定に保つ顔料の開発には、相応の試行が重ねられたと伝わる。

文字盤上の要素は、視認性を優先して設計されている。イタリック体のブレゲ数字、星形や菱形を連ねた分目盛りは銀色の粉で描かれ、わずかな盛り上がりを持つ。6時位置にはエナメルによるシークレットサインが潜む。3時位置の日付は台形の開口に収められ、窓枠を一段沈めて暗くすることで、エナメル面との段差を目立たせない処理がとられている。針は先端の開いた、いわゆるムーンチップのブレゲ針で、ロジウムめっきを施した鋼製である。

ケースは直径38mm、厚さ8.8mmの白ゴールドで、ほぼ超薄型と呼べる薄さに収まる。側面には細かいフルート装飾が回り、ラグは細く直線的に溶接される。ベゼルは薄く、ドレスウォッチとして無理のないプロポーションにまとまる。サファイアの裏蓋からはCal.777Qが見え、裏蓋には個体番号が刻まれる。Cal.777Qは、1999年にスウォッチグループがブレゲを傘下に収めた後、当時姉妹会社だったレマニアが開発した自動巻ムーブメントで、レマニアはのちにブレゲへ統合された。ヒゲゼンマイ、ガンギ車、アンクルにはシリコンが用いられ、4つの調整錘を持つフリースプラングのテンプを備える。秒針停止機能により、秒単位で時刻を合わせられる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

5177というリファレンス自体は、銀色ギヨシェ文字盤の三針デイトとして2006年に登場したとされる。青いグランフー・エナメルが初めて姿を見せたのは2017年10月で、ブレゲ銀座ブティックの10周年を記念したClassique 5175「Ginza Anniversary」(Ref. 5175BB/2Y/9V6)としてだった。これは日付窓を持たない10本限定の日本市場向けだった。

量産版である本機5177BB/2Y/9V6は、2019年2月に発表された。この年ブレゲはバーゼルワールドに出展しておらず、独自のタイミングでの公開となった。同じ青エナメル文字盤に日付窓を加え、ムーブメントは日付付きのCal.777Qへ改められている。

5177ファミリーには、白グランフー・エナメルや銀色ギヨシェの仕様、ローズゴールドやプラチナの仕様などが併存する。発表以降、本機の主要スペックに公表された変更は確認されていない。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 専門メディア Hands-On - Breguet Classique 5177 Grand Feu Blue Enamel (Specs & Price) 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.12 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.12
  2. 02 専門メディア Breguet Introduces the Classique 5177 in Blue 'Grand Feu' Enamel 専門メディア · SJX Watches · 2026.10.12 閲覧 SJX Watches · 2026.10.12
  3. 03 専門メディア Breguet caliber 777Q 専門メディア · WatchBase · 2026.08.15 閲覧 WatchBase · 2026.08.15
02 — Price history

価格推移

2023 · WatchLedger market index
2023-06-28 · EUR 26,800€25,000€26,000€27,000€28,000€29,0002023-062023-06

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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