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Audemars Piguet · Royal Oak Offshore · 2012

Royal Oak Offshore Diver Stainless Steel / Black

2015年SIHH発表、サファイアバックを獲得し第二世代となったオフショア ダイバーの黒文字盤仕様

15710ST.OO.A002CA.01は、2015年SIHHで発表されたロイヤル オーク オフショア ダイバーの第二世代にあたる、黒文字盤の標準仕様である。42mmのステンレススチール製ケースは300m防水を備え、3時位置のリュウズに加え、10時位置にはインナーロタリングベゼル操作用の第二リュウズを持つ。前任15703STからの最大の変更点は、それまでソリッドだったケースバックがサファイアクリスタル製の透視式に変わり、自社製Cal.3120の意匠が観賞可能になった点にある。メガ・タピスリーの黒文字盤と黒ラバーストラップが、潜水時計としての機能性とオフショア固有の力強い造形を一体に束ねている。

Ref. 15710ST.OO.A002CA.01
発表年 2012
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Royal Oak Offshore
カテゴリ ダイバーズ
キャリバー AP 3120
ケース径 42 mm
防水 300 m
関連人物 ジュール=ルイ・オーデマ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.11
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Other
42 mm
厚さ 14.1 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 300 m
Movement · ムーブメント
キャリバー AP 3120
タイプ Automatic
振動数 21,600 bph
石数 40 石
パワーリザーブ 60 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Arabic Numerals
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

第二世代ダイバーが世に出た年

2015年1月のSIHHで、ロイヤル オーク オフショア ダイバーは初の世代刷新を迎えた。15703STとして2010年に通常コレクション入りした初代から数えて約5年。前年2014年に42mmのオフショア・クロノグラフ(Ref.26470系)が刷新されており、オフショア・ラインの底上げの最後のピースとしてダイバーの世代交代が組み込まれた格好となる。新リファレンスである15710STは、ローンチ時点では黒文字盤の本Ref(.A002CA.01)と銀文字盤の.02の2型のみで構成された。

15703STから何が継承され、何が変わったのか

外形寸法やムーブメントの基本構成は、初代15703STからほぼそのまま引き継がれている。42mmのステンレススチール製ケース、8角形ベゼル、10時側にもう一基のリュウズを備えるインナーロタリングベゼル、300m防水、自社製Cal.3120。これらは初代から動いていない。変更されたのは、まずケースバックである。ソリッドバックだった初代に対し、本Refではサファイアクリスタル製の透視式バックが採用され、Cal.3120の22Kゴールド製ローターと装飾仕上げが見えるようになった。この設計変更を受けてケース厚は13.90mmから14.10mmへと0.2mm増している。

「ベース仕様」としてのこの個体

15710STのコレクションは、ローンチ後数年をかけて多色化していく。2017年以降にはオレンジ(.A070CA.01)を皮切りとして、白、ブルー、ライム、イエローといった鮮やかな文字盤が追加され、さらに2018年にはターコイズ、パープル、ベージュ、カーキも投入された。Ref.15711OIとしてローズゴールド+チタン製の日本ブティック限定モデルも登場している。そうした「カラフルな15710STたち」が増えていくなか、本Ref(黒文字盤)は世代交代を画した最初の個体として、シリーズの基準色を担い続けた。2021年に15720STへバトンを渡すまでの6年余り、15710STラインのアンカーとして位置づけられたのが、この.A002CA.01である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケース径42mm、厚さ14.10mm。8角形のステンレススチール製ベゼルには8本のヘキサゴンスクリューが配され、1972年に発表されたロイヤル オーク Ref.5402の意匠言語をそのまま引き継いでいる。ベゼル外周はサテン、ベベルはポリッシュという仕上げの切り替えが、武骨な造形の中にもオート オルロジュリーらしい精度感を残す。

本Refの機能上の核は、3時側と10時側に並ぶ二つのスクリュー式リュウズである。通常のオフショアと違い、10時のリュウズはクロノグラフの押しボタンではなく、ダイヤル内側に組み込まれたインナーロタリングベゼルを駆動する。両リュウズともに黒ラバーで覆われ、視覚的にも触覚的にも工具的な性格を強調する。

黒文字盤はメガ・タピスリーと呼ばれる、通常のロイヤル オーク(グラン・タピスリー)よりさらに大柄な格子模様で覆われる。アプライド・アワーマーカーはホワイトゴールド製で、針と同じく夜光が乗せられる。本Refではミニッツ針が黒で塗り分けられ、視認の中心が時針側に置かれている点が他色違いと異なる。インナーベゼル外縁の0〜15分区間は黒で塗られ、ダイバーズウォッチとして要求される視認領域の区別が為される。

サファイアクリスタル製の透視式バックからは、Cal.3120の22Kゴールド製ローターが望める。ローターにはオドマール家とピゲ家の紋章が刻まれ、ブリッジにはコート・ド・ジュネーブと面取りが施される。ストラップは黒ラバー、ステンレススチール製のピンバックルで結束される。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

本Refは、2015年1月のSIHH(Salon International de la Haute Horlogerie)において、銀文字盤の15710ST.OO.A002CA.02と並んで発表された。前任の15703ST(2010年発表のステンレススチール製・ソリッドバック仕様)が、これをもってカタログから外れている。発表当初の米国希望小売価格は19,000米ドルと伝わる。

発表と同年内には、白文字盤+白ラバーストラップ仕様の15710ST.OO.A010CA.01も追加され、黒・銀・白という3つの落ち着いた色軸での展開が始まった。2017年以降、本15710STラインは多色化のフェーズに入り、オレンジ文字盤(.A070CA.01)を皮切りに、ブルー、ライム、イエローといったより鮮やかな文字盤が加えられている。2018年には、ターコイズ、パープル、ベージュ、カーキの4色がさらに追加された。同年、日本のブティック限定として、ローズゴールド製ケース+チタン製ベゼルを纏うRef.15711OI(500本限定)も披露されている。

本Ref自体の仕様は、生産期間を通して目立った変更を受けていない。2021年3月、Audemars Piguetは新しいインターチェンジャブル・ストラップ機構と自社製Cal.4308を備える第三世代ダイバー15720STを発表し、これに伴い15710STシリーズは生産を終えている。本Refの製造期間は2015年から2021年までの約6年間にわたる。

02 — Price history

価格推移

2020–2021 · WatchLedger market index
2020-04-22 · EUR 20,0002020-07-07 · EUR 20,7002021-03-30 · EUR 22,300€20,000€20,575€21,150€21,725€22,3002020-042021-03

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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