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A. Lange & Söhne · Saxonia · 2017

Saxonia 35 White Gold / Blue

2017年に発表されたブルー・シリーズの一角。35mmホワイトゴールドケースと深青のシルバー・ダイヤルが組み合わさる手巻きサクソニアである。

219.028は、2017年9月にA. Lange & Söhneが発表した「ブルー・シリーズ」の一角を成す手巻きサクソニアである。35mm径のホワイトゴールドケースに、ガルバニ着色を施したディープブルーのソリッドシルバー・ダイヤルを組み合わせる。ムーブメントは手巻きCal. L941.1。基準仕様にあたる銀ダイヤルの219.026とケース・機構を共有しつつ、ブランドが節目で用いてきた青の系譜を継ぐ一本として位置づけられた。発表後の生産は実質1年程度に留まったとされ、現在はカタログから外れている。

Ref. 219.028
発表年 2017
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Saxonia
カテゴリ ドレス
キャリバー L941.1
ケース径 35 mm
関連人物 フェルディナント・アドルフ・ランゲ / ヴァルター・ランゲ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.23
Case · ケース
素材 White Gold
形状 Round
35 mm
厚さ 7.3 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
Movement · ムーブメント
キャリバー L941.1
タイプ Handwound
振動数 21,600 bph
石数 21 石
パワーリザーブ 45 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Alpha
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

ブルー・シリーズという同時発表

219.028は、2017年9月にA. Lange & Söhneが「ブルー・シリーズ」と銘打って発表した4本同時リリースの一角である。同時発表された他の3本は、LANGE 1(Ref. 191.028)、LANGE 1 DAYMATIC(Ref. 320.028)、そしてSAXONIA AUTOMATIC(Ref. 380.028)で、いずれもホワイトゴールドケースと深青のソリッドシルバー・ダイヤルという構成を共有していた。シリーズ全体としては、ブランドが既存ラインから4機種を選び、文字盤色と素材だけを揃えた派生群という構造になっている。本機はその中で唯一の手巻き35mmという位置にあり、ブルー・シリーズで最も小ぶりかつ価格帯も抑えめのモデルとして組まれた。

ランゲにおける「青」の断続的な系譜

ランゲにとって青のダイヤルは決して新規のテーマではない。1997年から2002年にかけて、LANGE 1(Ref. 101.027)に青文字盤が用意されていた前例があり、Cabaret、1815、初代Saxonia、Tourbillon Pour le Méritでも、過去に同じ深青を採用したモデルが存在したと伝わる。さらに2014年、ブランドの再興20周年を記念した限定LANGE 1にもギヨシェの青ダイヤルが採用された。こうした断続的な使用を経て、約15年ぶりに「青」を主役に据える正規ライン群として組まれたのが、本機を含む2017年のブルー・シリーズである。同時代の業界全体としては青文字盤が一種の流行となっており、その意味では時流に呼応した側面もあるが、ランゲ自身の歴史を引く形で発表された点は注視に値する。

基準Ref 219.026との関係

35mm手巻きサクソニアという器そのものは、本機の発表時点ですでに既存ラインとして稼働していた。基準仕様にあたる219.026(ホワイトゴールド/銀ダイヤル)とは、ケース寸法、ムーブメント(Cal. L941.1)、針型、ストラップの取り付け仕様まで共通である。本機が独自に持つのは、ガルバニ着色を施したシルバー・ダイヤルの青と、それに合わせた濃紺アリゲーターストラップという、表層の二点に絞られる。それにもかかわらず本機を単なるカラーバリエーション以上の存在として扱う背景は、ブルー・シリーズという文脈が与える編成上の意味、そして発表後ごく短期で生産が終わったとされる実情にある。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

本機の意匠は、35mmサクソニアの既存設計をベースに、表面層を青系統で再構成したものである。基準Ref 219.026と比べたとき、形状・寸法・機構の選択は完全に共通であり、差分はダイヤル、針の表面処理、ストラップに集約される。

ダイヤルはソリッドシルバー製で、ガルバニ着色によって青を発色させている。光の角度によってスティールブルーから深いネイビーへ階調が動くと描写される、奥行きのある仕上がりが特徴である。中央フィールドからわずかに段差を付けて落ちる6時位置のスモールセコンド・サブダイヤルには、極細の同心円模様が刻まれ、メインダイヤルのフラットな質感とコントラストを作る。インデックスは細身の棒型バトンと点で構成され、ソリッドゴールド製のアプライドにロジウム処理を施してある。ハンズも同じくロジウム処理されたアルファ針で、青地に対して冷たいハイライトを置く役割を担う。

ケースは18Kホワイトゴールドで、ベゼルとラグに鏡面仕上げ、ケースバンド側面にヘアラインを敷くという、サクソニア定型の切り分けを踏襲する。35mm径に対し厚みは7.3mm、ラグ間18mmで、ドレスウォッチの基準寸法に収まる。サファイアクリスタル風防はわずかにアーチを描き、シースルー仕様の裏蓋から手巻きCal. L941.1のムーブメントを望むことができる。

ストラップはダーク・ブルーのアリゲーターレザーで、剣バックル(タングバックル)はホワイトゴールド製。文字盤色と腕周りの色調を意図的に揃える設計で、本機が単一の色テーマで完結するよう調整されている。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

219.028は、2017年9月にA. Lange & Söhneが「ブルー・シリーズ」と総称して発表した4本同時リリースの一機種として登場した。発表は同年1月のSIHHの枠外で、9月のプレスリリースを通じて行われている。同時発表機はLANGE 1(Ref. 191.028)、LANGE 1 DAYMATIC(Ref. 320.028)、SAXONIA AUTOMATIC(Ref. 380.028)で、いずれもホワイトゴールドケースと深青のソリッドシルバー・ダイヤルを共通項とした。発表時のヨーロッパ希望小売価格は15,300ユーロ、米国は15,500ドルと案内された。

本機は限定エディションとして発表されたわけではないが、結果として生産は実質1年程度に留まったとされる。ブティックおよび正規販売店への発注は2019年頃まで受け付けられていたと伝わるが、その後カタログからは外れ、現在は現行コレクション外の扱いとなっている。生産期間中の仕様変更は確認されておらず、文字盤、針、ストラップ、ムーブメント仕様はいずれも発表時のままに保たれた。

ブルー・シリーズ自体はこれ以降直接の後継として更新されておらず、35mm手巻きサクソニアの青ダイヤルとしては、本機が現時点で唯一の正規ライン構成となっている。

02 — Price history

価格推移

2017–2020 · WatchLedger market index
2017-09-19 · EUR 14,9002020-03-01 · EUR 15,200€14,900€14,975€15,050€15,125€15,2002017-092020-03

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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