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CALIBER · Blancpain

13R1

手巻 Handwound Analog デイト パワーリザーブ Power Reserve Indicator

2006年発表の13R0系に属し、直列三香箱で192時間(8日間)を駆動するブランパンの手巻キャリバー

振動数
28,800 vph · 4 Hz
パワーリザーブ
192 時間
石数
28 石
ムーブメント径
30.6 mm
Cal. 13R1
movement · 13R1 図: ムーブメント — WatchBase
01 — OVERVIEW

概要

13R1は、ブランパンが2006年10月に発表した手巻キャリバー13R0の系統に属するキャリバーである。直列に連結した三つの香箱により192時間(8日間)のパワーリザーブを備え、振動数は28,800vph(4Hz)。テンプはチタン製のフリースプラングで、金の調整ねじを持つ。WatchBaseは、黒のグラン・フー・エナメル文字盤を持つヴィルレ・8ジュール・マニュエルの搭載機をこの名で挙げ、6時位置の小秒・3時位置の日付・12時位置のパワーリザーブ表示を備える。一方、同じモデルを13R0と記す資料もある。

02 — SPECIFICATIONS

仕様

MakerBlancpain
Reference13R1
TypeHandwound(手巻)
DisplayAnalog
Frequency28,800 vph (4 Hz)
Jewels28 石
Power reserve192 h
Movement ⌀30.6 mm
HandsHours, Minutes, Seconds
DateDate
AdditionalPower Reserve Indicator
03 — EDITORIAL

系譜と歴史

Genealogy & history

13R0系の系譜

13R1は、ブランパンが2006年10月に発表した手巻キャリバー13R0を起点とする一族に属する。13R0は、直列に連結した三つの香箱(ぜんまいを収める部品)とチタン製のフリースプラングのテンプを備え、8日間のパワーリザーブを実現した手巻である。ル・ブラッシュの8ジュールのように、中央秒針・6時位置の日付・12時位置のパワーリザーブ表示を持つモデルに載った。

この基本設計からは、用途に応じた派生が生まれた。2007年には、13R0から派生した自動巻の1315がフィフティ ファゾムス オートマティックに載った。テンプをチタンからより重いグリュシデュールに替え、ぜんまいを調整し直した版である。2009年には、自動巻で8日間を駆動する13R5が、L-エボリューションのオートマティック 8デイズに使われた。三香箱による長時間駆動は、手巻・自動巻を問わず、この時期のブランパンの新しい自社製ムーブメントに共通する考え方となった。

ヴィルレ・8ジュール・マニュエルと名前の揺れ

13R1は、この一族のなかで、ヴィルレの手巻8日巻モデルに用いられる版として知られる。WatchBaseは、プラチナ(75本限定)とレッドゴールドの42mmのヴィルレ・8ジュール・マニュエルについて、搭載機を13R1としている。これらは膨らみのある黒のグラン・フー・エナメル文字盤を持ち、裏蓋はサファイアである。レビュー記事も、このモデルの手巻を13R1とし、6時位置に小秒、12時位置にパワーリザーブ表示、3時位置に日付窓を置く構成を伝えている。

ただし、2010年のバーゼルワールドでプラチナの75本限定のヴィルレ・8ジュール・マニュエル(Ref.6613-3431-55B)を紹介したGressiveは、搭載機を13R0、28石、192時間と記している。WatchBaseは同系統のモデルを2006年の製造としており、発表年の記載も資料によって分かれる。13R1と13R0の具体的な違いを説明する公表資料は見当たらない。

04 — MECHANISM

技術解説

Technical breakdown

三香箱による長時間パワーリザーブ

13R1の機構上の特徴は、直列に連結された三つの香箱にある。香箱を直列に連ねることで、ぜんまい全体の有効長を確保し、192時間(8日間)という長いパワーリザーブを得る。単一の大型香箱で同じ長さを稼ぐ方式と異なり、複数のぜんまいが順に力を受け渡すため、トルクの変化は緩やかになるとされる。巻き上げ直後の強すぎる力と、解放の終わりの力不足の双方を抑え、長い時間にわたって安定したエネルギーを供給する構成である。手巻で蓄えた残量は、文字盤上のパワーリザーブ表示が指し示す。8日間という余裕は、毎日の巻き上げを前提としない使い方を許す。

振動数とテンプ

振動数は28,800vph(4Hz)である。1時間あたり28,800回の振動は毎秒8振動に相当し、外乱からの復元と精度の安定に寄与する。テンプ(時間の基準を刻む振動体)はチタン製である。2007年の発表資料は、自動巻の1315が「13R0のチタンより重い」グリュシデュールのテンプを採ったと説明しており、裏を返せば、13R0系の手巻は軽いチタンのテンプを持つ。軽い素材は、長いパワーリザーブのなかでエネルギーの消費を抑えるうえで有利とされる。

フリースプラングと調整方式

調整は、緩急針を用いないフリースプラング方式による。テンプのリムに配した金製の調整ねじを回し、慣性モーメントを変えて歩度を整える。WatchBaseは、この金のねじがその色で見分けやすいと書いている。緩急針を持たないため、衝撃で調整位置がずれにくいという利点がある。同じ一族の8日巻で、2012年に登場したスケルトンのCal.1333SQについて、Monochromeはチタンのテンプにブレゲひげを組み合わせると記しており、13R0系の手巻に共通する構成とみられる。

仕様と表示

WatchBaseは、13R0を211部品・28石とし、日付は前後どちらの方向にも修正できると書いている。直径は、同じ一族の1333SQで30.60mmとされる。13R1を積むヴィルレ・8ジュール・マニュエルは、時・分に加えて6時位置の小秒、3時位置の日付、12時位置のパワーリザーブ表示を備える。手巻のため、自動巻の1315や13R5と違ってローターを持たない。サファイアクリスタルの裏蓋から機械を眺められるが、レビュー記事は、裏側を大きな受けで覆う構成のため、透かしても奥行きのある眺めにはならないと評している。

05 — CARRIERS

このキャリバーを搭載する 1 本のリファレンス

This caliber appears in 1 references
06 — SOURCES

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

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