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Vacheron Constantin · FiftySix · 2019

FiftySix Complete Calendar Stainless Steel / Blue

フィフティーシックス・コンプリートカレンダーに2019年加わった、ペトロールブルー文字盤×スティール仕様

Ref. 4000E/000A-B548は、ヴァシュロン・コンスタンタンのフィフティーシックス・コンプリートカレンダーに、2019年1月のSIHHで追加されたペトロールブルー文字盤×スティール仕様である。40mmケースに自社製Cal. 2460 QCL/1を搭載し、12時側に曜日と月の二窓、中央にポインター・デイト、6時位置に18Kホワイトゴールドの月を配したムーンフェーズを置く。母体のシルバー文字盤Ref. 4000E/000A-B439との差異は、技術面ではなく文字盤の色調にある。

Ref. 4000E/000A-B548
発表年 2019
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション FiftySix
カテゴリ ドレス
キャリバー 2460 QCL/1
ケース径 40 mm
防水 30 m
関連人物 ジャン=マルク・ヴァシュロン / フランソワ・コンスタンタン
ムーンフェイズ コンプリートカレンダー
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.25
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 40 mm
厚さ 11.6 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 2460 QCL/1
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 40 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

カジュアル寄りコレクションへの色彩追加

Ref. 4000E/000A-B548は、ヴァシュロン・コンスタンタンが2018年に立ち上げたフィフティーシックス・コレクションに、翌2019年のSIHHで追加された色違い派生である。フィフティーシックスは、同社の伝統的なハイ・ジュエラーの系譜とは一線を画す、カジュアル寄りに位置づけられたコレクションで、立ち上げ時はシルバーやグレーの落ち着いた色調の文字盤に限られていた。

2019年の追加では、コレクションの中で最もカジュアル寄りの2モデル—3針日付機のセルフワインディング (Ref. 4600E/000A-B487) と、本機の母体であるコンプリートカレンダー—が、共通の「ペトロールブルー」文字盤を纏う形で再登場した。ペトロールブルーは、ブランドがフィフティーシックスのために特別に開発した青で、見る角度によって表情を大きく変える。

母体Ref.からの差分と継承

本機の母体は、2018年のローンチ・ラインアップに含まれていたシルバー文字盤のRef. 4000E/000A-B439である。両者は同じケース (40mm径、11.6mm厚のスティール)、同じムーブメント (Cal. 2460 QCL/1)、同じ機構 (曜日・月・日付・ムーンフェーズの完全カレンダー) を共有する。本機固有の変更は文字盤の色調とストラップの色で、技術的な変更はない。

コレクション内での位置づけ

フィフティーシックスのスティール・モデル群の中で、本機はムーブメント面の格付けが最も高い1本である。セルフワインディング (Cal. 1326) はカルティエ1904 MCを上級化したムーブメントで、同社の機械式で唯一ジュネーブ・シールを持たない。一方、本機のCal. 2460 QCL/1はマニュファクチュール製で、ジュネーブ・シール (Poinçon de Genève) の認定を受ける。すなわち、カジュアル寄りに設計されたコレクションの中で、コンプリートカレンダー系統は伝統的な高級時計製造の文脈に最も近い位置を占めており、本機はそのスティール×ブルーという最もモダンな表現と言える。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

設計上の核となるのは、1956年のRef. 6073から継承された、ケースと一体化した多面体のラグである。マルタ十字に着想を得たとされるこの造形が、ケース外周に独特の凹凸を生み出している。ベゼル面から大きく立ち上がるボックス型のサファイア・クリスタルもフィフティーシックス共通の意匠で、6073のプレキシガラスを思わせる表情を作る。ケースはスティールの40mm径、厚さ11.6mm。

文字盤はセクター型のレイアウトを取る。中央のオパラン仕上げ部に12時側の曜日・月の二窓と6時位置のムーンフェーズを配し、外周のサンレイ・サテン仕上げのチャプターリングに、アラビア数字とバトン・インデックスを並べる。アラビア数字とインデックスは18Kホワイトゴールド製のアプライドで、白い夜光処理が施される。

中央のポインター・デイト針が外周の日付を指し、6時位置のムーンフェーズには18Kホワイトゴールドの月が置かれる。曜日と月、日付、月相を一枚の文字盤にまとめる伝統的なトリプルカレンダーの配置である。

ストラップは文字盤色に合わせたダークブルーのアリゲーターで、同色のステッチが入り、文字盤と統一感を持たせている。

Cal. 2460 QCL/1はハーモニーやトラディショナルのコンプリートカレンダーにも用いられる自社製ムーブメントで、ジュネーブ・シールの認定を受ける。それをフィフティーシックスの価格帯で味わえることが、このモデルの価値の一つとされる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

Ref. 4000E/000A-B548は、2019年1月にスイス・ジュネーブで開催されたSIHH (Salon International de la Haute Horlogerie) において、ヴァシュロン・コンスタンタンが発表したモデルである。フィフティーシックス・コレクション自体は前年2018年の同見本市で立ち上げられており、本機はその約1年後の色違い派生として加わった。

同じ場で、3針日付機のフィフティーシックス・セルフワインディング (Ref. 4600E/000A-B487) も同じペトロールブルー文字盤を纏った姉妹モデルとして同時発表されている。これは、フィフティーシックス・コレクションのスティール・モデルがブルー文字盤を採用した最初の事例である。

母体となるシルバー文字盤のRef. 4000E/000A-B439は2018年のローンチ時から存在しており、本機は併売される形でカタログに加わった。本機固有の仕様変更や世代交代は確認されていない。

その後、フィフティーシックス・コンプリートカレンダー系統にはセピアブラウン文字盤の派生も追加されている。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Watches - Vacheron Constantin 公式 · Vacheron Constantin · 2026.08.15 閲覧 Vacheron Constantin · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Vacheron Constantin FIFTYSIX Self-Winding and Complete Calendar with Blue Dials (Hands-On) 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.12 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.12
  3. 03 専門メディア SIHH 2018: Vacheron Constantin Introduces the Strikingly Affordable FIFTYSIX collection 専門メディア · SJX Watches · 2026.10.12 閲覧 SJX Watches · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2019 · WatchLedger market index
2019-01-25 · EUR 22,800€21,000€22,000€23,000€24,0002019-012019-01

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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