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Tudor · Pelagos · 2022

Pelagos 39 Titanium / Black / Bracelet

2022年、42mm一辺倒だったPelagosシリーズに初めて加わった39mmチタンモデル。

25407N-0001は、2022年8月にTudorが発表したPelagos 39の黒文字盤・チタンブレスレット仕様である。直径39mm、厚さ11.8mm、200m防水。前任の42mm世代から直径で3mm、厚さで約1mm縮小され、ヘリウムエスケープバルブと日付表示は意図的に省かれている。ムーブメントはMT5612からMT5400へ世代交代し、サンレイサテン仕上げの黒ダイヤルとセラミックベゼル、T-fitクラスプを備えたチタンブレスを組み合わせる。

Ref. 25407N-0001
発表年 2022
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Pelagos
カテゴリ ダイバーズ
キャリバー MT5400
ケース径 39 mm
防水 200 m
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.11
Case · ケース
素材 Titanium, Ceramic
形状 Round
39 mm
厚さ 11.8 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 200 m
Movement · ムーブメント
キャリバー MT5400
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 70 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
Proprietary
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 42mmを離れた新世代Pelagos

2012年に登場したPelagosは、500m防水とヘリウムエスケープバルブを備えた、Tudorで最も本格的なダイバーズウォッチであった。42mmのチタンケースは保有スペックを支えるための必然であったが、同時に手首の細い愛好家には扱いにくい一面も持ち続けてきた。コレクター層からは、より小型なPelagosを求める声が長く寄せられていたと伝わる。

2022年8月、Tudorはその要望に対する明確な回答として25407N-0001を発表した。直径39mm、厚さ11.8mm、防水200m、無日付。Pelagosの記号は残しながら、飽和潜水の現場で必要とされる装備は意図的に外す。それが本作の基本方針であった。

2. 残したものと、外したもの

スノーフレーク針、四角いインデックス、チタン製ケース、セラミックベゼル、ねじ込み式リューズ、ダイバー延長機構。Pelagosを識別する基本要素はそのまま継承された。一方で500m防水、ヘリウムエスケープバルブ、日付表示、文字盤のマット仕上げと立体フランジは取り外されている。

機構面でも構成は変わる。42mm世代のMT5612に代わり、本作にはBlack Bay 36等の小径モデルに先行採用された自社製キャリバーMT5400が搭載された。直径30.3mm、厚さ5mmと小型化されたムーブメントで、70時間のパワーリザーブとCOSC認定は維持しつつ、日付機能は省かれている。

3. シリーズ史における位置

Pelagosの系譜で見ると、25407N-0001は2015年のMT5612搭載化以来、Pelagosが受けた最も大きな構成変更である。同時に「Pelagosは42mmの本格派ダイバーズである」という長年の前提を、シリーズ自身が初めて崩した一本でもある。

41mmの標準Black Bayに対して39mmのBlack Bay Fifty-Eightが担った「より日常に近い縮小版」の役割を、Pelagos側で引き受けたモデルが本作だと整理できる。2025年のWatches and Wonders Genevaで発表されたPelagos Ultraが43mmの上方向への拡張だとすれば、25407N-0001は下方向への展開を担う基準点として、シリーズの幅を初めて広げた一本である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは直径39mm、厚さ11.8mm、ラグ・トゥ・ラグ47mm。素材はグレード2チタン。表面はサテン仕上げで統一され、ポリッシュ面は持たない。前任の42mm世代と比べ、直径は3mm、厚さは約1mm縮小されている。リューズは3時位置のねじ込み式で、両側に円錐型のクラウンガードが配される。バックはステンレススチール製の無装飾仕様である。

ベゼルはチタン製の逆回転防止式で、インサートにブラックセラミックを採用する。ここで25407N-0001が前任と分かれるのは、ベゼルと文字盤の双方をサンレイサテン仕上げとした点にある。Pelagos伝統のマット基調から離れ、光を受けて表情を変える面となった。

ダイヤルはサテン仕上げのフラットなディスクと、ビーズブラスト仕上げのフランジで構成される。前世代ではインデックスを穴抜きした立体フランジが採用されていたが、本作では45度傾斜の素直なフランジへと改められた。インデックスはモノブロック構造のセラミック蛍光体で、Pelagos FXDの設計言語を受け継ぐ。針はスノーフレーク。6時位置の「Pelagos」表記はチェリーレッドで刷られ、文字盤上のテキストはPelagos伝統の5行から4行に整理された。

ブレスレットはグレード2チタンの3連で、ラグ幅は21mm。クラスプにはチタン製の「T-fit」機構が搭載され、工具なしで最大8mmの微調整に対応する。ウェットスーツ着用時のための25mm延長機構も内蔵される。付属の黒ラバーストラップにはチタン製ピンバックルと110mmの延長機構が備わる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

25407N-0001は2022年8月30日に発表された。同年のWatches and Wonders Genevaは4月に終了しており、本作はその発表サイクルの外で、ジュネーヴ・ウォッチ・デイズの開幕前後の時期に単独で公表されている。Pelagosシリーズとしては2016年のLHD、2021年のFXDに続く新派生にあたり、2015年のMT5612搭載化以降では最も大きな仕様変更となった。発表時の参考小売価格はチタン製ブレスレットモデルでCHF 4,200であり、付属品として黒ラバーストラップが同梱された。販売は発表直後より開始されたが、初期は需要が供給を上回り、正規販売店での待機期間が長期に及んだと伝わる。

2023年から2025年にかけて、文字盤、ベゼル、ムーブメントの基本構成に公表された仕様変更は確認されていない。色違いや素材違いの派生Refも追加されておらず、本作は黒文字盤・チタンブレスレットの単独構成のまま流通している。同シリーズには2025年のWatches and Wonders GenevaでPelagos Ultra(Ref. M2543C1A7NU-0001)が加わり、43mmのケースと1,000m防水を備えた新たな上位機が用意された。一方、25407N-0001は2026年5月時点でも現行品として継続生産されている。

02 — Price history

価格推移

2022–2026 · WatchLedger market index
2022-08-30 · EUR 4,1702023-01-01 · EUR 4,5902023-09-01 · EUR 4,6902024-01-01 · EUR 4,7802025-07-21 · EUR 4,9402026-01-09 · EUR 5,180€4,170€4,423€4,675€4,928€5,1802022-082026-01

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants