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用語 / TERM · COSC Certification

COSC認定

スイス公式機関がISO 3159に基づきムーブメントの精度を検査し、合格品にクロノメーターの称号を与える認定

COSC認定(コスクにんてい)とは、スイス公式クロノメーター検査機関(Contrôle Officiel Suisse des Chronomètres、略称COSC)が国際規格ISO 3159に基づいて時計ムーブメントの精度を検査し、合格品にクロノメーター(Chronometer)の称号を与える認定制度である。

COSCは1973年、ベルン、ジュネーブ、ヌーシャテル、ゾロトゥルン、ヴォーの5州とスイス時計産業連盟(FH)を母体に設立された非営利団体で、ル・ロックル、ビール、サン・ティミエの3拠点に試験所を持つ。機械式腕時計のムーブメントは15日間にわたり、5姿勢・3温度(8℃、23℃、38℃)で測定され、日差平均-4〜+6秒以内など7つの基準を満たすことが求められる。クォーツムーブメントについてはISO 3159に準拠した独自基準で検査される。

認定対象はスイス製ムーブメントに限られ、合格品には個別番号が刻印され証明書が発行される。年間200万本以上が認定を受けるが、これはスイス時計生産全体の数パーセントにとどまるとされる。最大の顧客はロレックスで、オメガ、ブライトリング、チューダー、TAGホイヤー、パネライらがこれに続く。ロレックスのスーペラティブ・クロノメーターやオメガのマスタークロノメーターは、いずれもCOSC認定をベースに、より厳しい自社・第三者基準を上乗せした認定である。

2026年9月には、より厳格な「エクセレンス・クロノメーター」(通称スーパーCOSC)の運用が始まる予定で、ケース組み付け後のテストや日差-2〜+4秒の基準が導入されるとされる。