中間サイズという問い
デイトジャストは1945年、ロレックスの創業40周年を記念して発表された。自動巻、防水のオイスターケース、そして文字盤上の窓で日付が自動で切り替わる——この三つを一本にまとめた最初の腕時計である。発表時のケース径は36mm、男性用の寸法であった。
日付窓を備えた実用時計という性格は、すぐに幅広い層へ広がる。1957年にはケース径26mmのレディ デイトジャストが加わった。だが36mmと26mmの間には、大きな空白が残された。手首の細い人には36mmは大きく、26mmでは物足りない。その中間を満たす寸法が、まだなかった。
31mmという中間サイズは、この空白を埋めるために整えられていく。男性用とも女性用とも言い切れない、境界に置かれた寸法である。