機械式ダイバーの系譜から
オリスが最初の本格的なダイバーズウォッチを世に出したのは1965年とされる。回転ベゼルと高い視認性を備えた潜水時計は、当時の潜水需要に応える道具であった。1982年、同社は機械式時計への専念を決断する。多くのメーカーがクオーツへ移行した時代に、機械式に軸足を残した判断は、後のアクイスの性格を方向づけた。
現代アクイスの直接の祖は、1998年のフルスチールである。回転ベゼルこそ持たないが、ケースとブレスレットを一体に見せる骨格、堅牢さを優先した造形は、そのままアクイスへ受け継がれた。海と機械式という二つの軸が、ここで交差する。