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Omega · Seamaster Planet Ocean · 2016

Seamaster Planet Ocean 600M Co-Axial 39.5 Master Chronometer Stainless Steel / Blue / Alligator

2016年、プラネットオーシャンに初めて加わった39.5mm。青セラミックとCal.8800を纏うレザーストラップ仕様

215.33.40.20.03.001は、2016年のBaselworldで発表された第3世代シーマスター プラネットオーシャン 600Mの青文字盤レザーストラップ仕様である。シリーズ初となる39.5mmケースに、研磨された青セラミック文字盤とLiquidmetal目盛入りの青セラミックベゼルを組み合わせる。ムーブメントはこの世代で初投入された自動巻Cal.8800で、METASのマスター クロノメーター認証を受ける。600m防水という本格的なダイバーズ仕様を保ちながら、小径とレザーの質感で日常側に歩み寄った、第3世代の二面性を象徴する1本である。

Ref. 215.33.40.20.03.001
発表年 2016
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Seamaster Planet Ocean
カテゴリ ダイバーズ
キャリバー 8800
ケース径 39.5 mm
防水 600 m
関連人物 ルイ・ブラント / ジョージ・ダニエルズ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.10
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 39.5 mm
厚さ 14.21 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 600 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 8800
タイプ Automatic
振動数 25,200 bph
石数 35 石
パワーリザーブ 55 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
針 Arrow
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

第3世代への刷新と小径化の流れ

2016年3月のBaselworld 2016で、オメガはプラネットオーシャン 600Mの全面刷新を発表した。2005年の初代、2011年の第2世代に続く第3世代であり、最大の主題はMETAS(スイス連邦計量・認定局)が認証するマスター クロノメーター規格への全面移行だった。同時にケースサイズも見直され、3針モデルは従来の42mmと45.5mmから43.5mmへ集約。その下に、シリーズ史上初となる39.5mmが新設された。2010年代半ばの時計業界では、大型化の反動として小径回帰が静かに進んでおり、39.5mmという数字はその転換を映す選択だった。本Refはこの新サイズに、青セラミック文字盤とレザーストラップを組み合わせた仕様である。

「レディス」と紹介された39.5mm

興味深いのは、オメガが当初この39.5mmをレディス向けと位置づけていた点である。だが発表直後から、Monochrome Watchesをはじめとする専門メディアは「これはユニセックスであり、むしろ男性の常用に適したサイズだ」と評した。先代の小径版である37.5mmはレディスモデルの域を出なかったが、39.5mmは40mm級ダイバーズという王道の文法に重なる。結果としてこのサイズは性別を問わず受け入れられ、のちに記念限定モデルのベースにも選ばれたとされ、シリーズの定番サイズとして定着していく。

Cal.8800の初陣と本Refの性格

39.5mmには、43.5mm版のツインバレル機Cal.8900ではなく、シングルバレルの新型Cal.8800が搭載された。この世代で初めて実戦投入されたムーブメントであり、後にシーマスター ダイバー300Mなどにも展開される小径向け基幹機の出発点となったとされる。同世代の兄弟Refには、同じ青文字盤のブレスレット仕様215.30.40.20.03.001、黒文字盤のレザー仕様215.33.40.20.01.001などがある。その中で本Refは、深い青のセラミックにレザーの柔らかさを重ねた、最もドレス寄りの構成と言える。600m防水の本格仕様を保ったまま、スーツの袖口にも収まる。第3世代が目指した二面性を、最も端的に体現した1本である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

39.5mmという径は、第3世代プラネットオーシャンの設計言語をそのまま縮小したものである。ブラッシュ仕上げのケースにポリッシュのベベルが走り、10時位置には円錐形のヘリウムエスケープバルブ、3時側にはねじ込みリューズを備える。小径化で犠牲になった防水性能はなく、600m防水(60気圧)は43.5mm版と同一である。代償は厚みで、ケース厚は実測約14.2mmと伝わる。ラグ幅は19mmとされ、装着感は43.5mm版より明確に軽い。

文字盤は研磨された青セラミック(ZrO2)製である。第3世代では3針モデルの多くにセラミックダイヤルが用いられた。6・9・12時のアラビア数字とアプライドインデックスが立体感を与え、3時位置にデイト窓を置く。ベゼルの青セラミックには、アモルファス合金をセラミックに融着させるLiquidmetal技術で目盛が刻まれる。2009年の限定モデルで初出した、塗料の剥落と無縁の加飾である。

針は1957年のシーマスター300に由来するブロードアロー型の時針を継承する。夜光は2色発光のSuper-LumiNovaで、分針が緑、時針が青に光るとされる。暗中で時と分の読み取りを混同させない、ダイバーズらしい視認性設計である。

本Ref固有の要素がストラップにある。公式には「ラバーライニング付きレザーストラップ」、WatchBaseでは「アリゲーターインサート付きラバーストラップ」と表記される複合構造で、ラバーの基部にレザーを重ね、質感と耐水性を両立させる。留め具はフォールドオーバークラスプ。ムーブメントのCal.8800は、Cal.8900からツインバレルと時針単独可動機構を省いた小径向けの構成で、毎時25,200振動(3.5Hz)、パワーリザーブ55時間。シースルーバックからその仕上げを確認できる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

プラネットオーシャンの第3世代は2016年初めから順次予告され、同年3月のBaselworld 2016で正式発表された。39.5mmサイズはこのとき新設されたもので、スチールケースには黒・青のセラミック文字盤などが用意され、ブレスレット仕様とストラップ仕様が並行展開された。本Ref 215.33.40.20.03.001は、青文字盤にレザーとラバーの複合ストラップを組み合わせた仕様として、この初期ラインナップに含まれる。発表当初、オメガは39.5mmをレディス向けと案内したが、市場では事実上のユニセックスサイズとして受容された。

生産期間中、本Ref自体に公表された仕様変更は確認されていない。一方で39.5mmサイズの系譜は広がりを見せ、東京2020オリンピックを記念した限定モデルにも、同じ39.5mmケースとCal.8800を用いた仕様があったとされる。2023年にはシーマスター誕生75周年を記念するSummer Blue文字盤の215.30.40.20.03.002が加わり、39.5mmの青はグラデーション表現へと更新された。

本Refの正確な生産終了時期は公表されていないが、オメガ公式サイトでは現在、販売終了の表示となっている。2025年11月には42mm径・Cal.8912搭載の第4世代プラネットオーシャンが発表され、39.5mmを含む第3世代の3針モデルは世代交代を迎えた。約10年にわたり、本Refはシリーズ最小の青として独自の位置を保ち続けた。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Seamaster Planet Ocean 公式 · Omega · 2026.08.15 閲覧 Omega · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア The Omega Seamaster Planet Ocean Master Chronometer watch hands-on 専門メディア · Horbiter · 2026.10.11 閲覧 Horbiter · 2026.10.11
  3. 03 専門メディア Celebrating 20 Years, The History of the Omega Seamaster Planet Ocean 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.11 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.11
  4. 04 専門メディア Introducing The 8 New Watches Of The Omega Seamaster 75th Anniversary Summer Blue Collection (Live Pics) 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.11 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.11
  5. 05 専門メディア Smaller is Better? Case study with the 39.5mm Omega Seamaster Planet Ocean 600m 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.11 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.11
02 — Price history

価格推移

2016–2023 · WatchLedger market index
2016-08-12 · EUR 5,7002019-05-01 · EUR 5,8002020-02-20 · EUR 5,8002020-10-01 · EUR 6,1002021-06-21 · EUR 6,1002022-02-07 · EUR 6,5002022-09-01 · EUR 6,9002023-02-01 · EUR 7,300€5,700€6,100€6,500€6,900€7,3002016-082023-02

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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