ドレスの四本柱の外側へ
ノモス・グラスヒュッテは1990年、ベルリンの壁崩壊の直後にローランド・シュヴェルトナーがザクセンのグラスヒュッテで興した。Tangente、Orion、Ludwig、Tetra という手巻の四本柱は、バウハウスとデーア・ヴェルクブントの造形を腕時計に翻案したものだった。簡潔な文字盤、細い針、薄いケース。いずれも机上やシャツの袖口に似合う静かな時計である。だが2000年代に入り、ノモスはこの四本柱の外側に手を伸ばす。日常のなかでもう少し雑に扱え、腕に強さを感じさせる時計。2007年に発表された Club は、その問いへの最初の答えだった。