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Junghans · Max Bill

Max Bill Ladies Blue

白文字盤に青の角型数字を刷る、max bill Damenの色彩感覚を象徴する32.7mmクォーツ

047/4540.00は、ユンハンスのレディースライン「max bill Damen」に属するクォーツモデルである。マックス・ビルの意匠を受け継ぐ白文字盤に、青のカーフストラップを合わせた仕様である。直径32.7mm・厚さ6.9mmのステンレスケースに、ドーム型プレキシガラスとCal.J643.29を組み合わせ、1961年に生まれたオリジナルの設計言語を、色彩というわずかな介入だけで女性向け寸法へ移し替えた1本である。

Ref. 047/4540.00
限定 通常生産
コレクション Max Bill
カテゴリ ドレス
キャリバー J643.29
ケース径 32.7 mm
防水 30 m
関連人物 エアハルト・ユンハンス / マックス・ビル
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 32.7 mm
厚さ 6.9 mm
ガラス Plexi
裏蓋 Closed
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー J643.29
タイプ Quartz
石数 7 石
パワーリザーブ 26280 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Silver
インデックス Arabic Numerals
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

38mmの古典を32.7mmへ翻訳する

max billは1961年に登場して以来、意匠をほとんど変えないことを存在理由としてきたコレクションである。一方でオリジナルの34mm、現行主力の38mmという寸法は、細い手首には必ずしも収まりがよくない。そこでユンハンスが用意したのが、32.7mm径のクォーツ専用ライン「max bill Damen」である。047/4540.00はこのDamenの中で、青を担う1本と位置づけられる。機械式を持たずクォーツに絞った構成は、薄さと日常の扱いやすさを優先した判断であり、6.9mmという厚みはその直接の成果である。

色彩という最小限の介入

バウハウスに学んだマックス・ビルの設計は、装飾を加えないことを原則とする。Damenで色を与える際も、ユンハンスは文字盤の構成要素そのものには手を入れず、数字の刷り色とストラップだけを変えるという方法を選んだ。047/4540.00では、青いカーフストラップがその役を担うとされる。レイアウト、針、ミニッツトラックはオリジナルのままであり、色を替えても「max billである」ことが揺らがない構造になっている。1961年にビルがユンハンスのためにまとめた腕時計の文法は、ここでも保たれている。彩度を抑えた青は、Damenの配色群の中でも最も汎用性の高い選択肢と位置づけられる。

兄弟機と系譜上の位置

047/4540.00には兄弟機として赤の047/4541.00などが存在し、色の扱いで描き分けられながら、ケースとムーブメントを共有する。男性向けには同じクォーツ思想の38mm「max bill Quartz」(041系)があり、Damenはその寸法的な対をなす。さらにサファイアガラスを備えた047/4540.02も用意され、プレキシガラスの本機はDamenにおける「オリジナル仕様」側の存在となった。風防の素材が時計の性格をどう変えるかを、同一意匠の中で比較できる稀な例でもある。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

047/4540.00の設計は、引き算の精度で成り立っている。直径32.7mm・厚さ6.9mmのポリッシュ仕上げステンレスケースは、ベゼルを極限まで細く絞り、視覚上のほぼ全面を文字盤に明け渡す。風防は大きく弧を描くドーム型のプレキシガラスで、SICRALANコーティングにより耐擦傷性と深みのある光沢を確保する。サファイアではなくプレキシを選ぶことで、1960年代のオリジナルが持っていた柔らかな歪みと立体感が再現されている。

白の文字盤には、ビルの意匠に由来するアラビア数字とミニッツトラックが置かれ、書体そのものが作品の一部となっている。ミニッツトラックと細いスティック針には環境配慮型の夜光が施され、装飾を排した構成のまま視認性を支える。3時位置には日付窓が開く。

ラグは短く絞り込まれ、薄いケースと相まって細い手首にも平らに収まる。ストラップは幅17mmの青いカーフレザーで、ステンレスの尾錠で留める。ケースバックはクローズドで、ムーブメントはETAベースとされるクォーツCal.J643.29。J643.29はETA 955.412を基礎とするとされ、電池寿命は約2年と販売店は記す。風防はやや高く盛り上がるドーム形で、真横から見たときの柔らかな輪郭もこの時計の表情の一部である。時分秒と日付という必要最小限の機能に絞り、防水は30mにとどまる。雨や手洗い程度を想定した数値であり、薄さと意匠の忠実さを優先した設計判断が読み取れる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

047/4540.00の正確な発表時期は公式に明示されていないが、2010年代後半にmax bill Damenのラインへ加わったとされる。WatchBase も製造年を記載していない。max billの腕時計は1961年にマックス・ビルがユンハンスのためにデザインしたもので、Damenはその意匠をほぼ変えずに32.7mmへ縮めたラインである。同じ32.7mm・厚さ6.9mmのケースとJ643.29は、色や風防の異なる多数のDamenに共通して用いられており、本機はその一つにあたる。以後、本機は青を担うDamenの一色として扱われてきたとみられる。

生産期間中には、同一意匠の派生として047/4540.02と047/4540.04が確認できる。047/4540.02はドーム型のサファイアガラスを備えた上位仕様とされ、047/4540.04はSICRALANコーティングのプレキシガラスのまま仕様をほぼ共有する派生である。販売店の記載では、後継の.04で防水表記が30mと明記されたとするものもある。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 専門メディア Junghans max bill Automatic 専門メディア · Chrono24 · 2026.08.15 閲覧 Chrono24 · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Junghans 047/4540.00 : Max Bill Ladies Blue 専門メディア · WatchBase · 2026.10.12 閲覧 WatchBase · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2015 · WatchLedger market index
2015-10-14 · EUR 510€480€500€520€5402015-102015-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants