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Hublot · Spirit of Big Bang

Spirit of Big Bang 45 Ceramic / Blue

黒セラミックのトノーにブルーを差したスピリット・オブ・ビッグ・バン45mm。エル・プリメロ系HUB4700のスケルトンを抱く一本

601.CI.7170.LRは、2014年に始まったトノー型コレクション「スピリット・オブ・ビッグ・バン」の45mmに属する一本である。丸型のビッグ・バンが持つ設計言語を、縦51mm・横45mmの樽型ケースへ移した系譜で、本機はセラミックの外装にブルーのストラップと差し色を組み合わせる。サファイアのスケルトン文字盤越しには、ゼニスのエル・プリメロを基とするクロノグラフHUB4700がのぞく。毎時36,000振動(5Hz)の高振動キャリバーである。チタン、キングゴールドのブルー仕様と色の主題を共有する、素材違いの兄弟Refにあたる。

Ref. 601.CI.7170.LR
限定 通常生産
コレクション Spirit of Big Bang
カテゴリ クロノグラフ
キャリバー HUB4700
ケース径 45 mm
防水 100 m
関連人物 ジャン=クロード・ビバー / カルロ・クロッコ
クロノグラフ デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.09
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Titanium, Ceramic, Resin
形状 Tonneau
径 45 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー HUB4700
タイプ Automatic
振動数 36,000 bph
石数 31 石
パワーリザーブ 50 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Skeleton
インデックス Stick / Dot
針 Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. トノーという選択

スピリット・オブ・ビッグ・バンは、2014年にウブロが発表したコレクションである。それまで丸型のケースを基本としてきたビッグ・バンの設計言語を、樽型(トノー)のケースへ移し替えた点に最大の特徴がある。H型ビス、異素材を重ねるサンドイッチ構造、切り抜いた要素といったビッグ・バンの語彙はそのままに、通常のコレクションと並ぶ新しい形として位置づけられた。

ケースは縦51mm、横45mmの大型トノーである。発表時は、黒い樹脂のケースミドルを金属の部材で前後から挟む構成で、チタンとキングゴールドが用意され、いずれも黒セラミックのベゼルを選ぶことができた。ストラップはラバーにアリゲーターを重ねたものだった。

2. なぜエル・プリメロだったか

このコレクションの心臓は、自社のウニコではなくHUB4700である。HUB4700は、同じLVMH傘下のゼニスが擁するエル・プリメロを基とし、部品をスケルトン化してウブロの意匠に合わせたクロノグラフだ。エル・プリメロは1969年に登場した自動巻きクロノグラフで、毎時36,000振動(5Hz)の高振動を特徴とする。専門誌は、これでLVMHのすべての時計ブランドがエル・プリメロを何らかの形で用いることになったと指摘した。ウブロのトノーの中に、時計史の一片を収めた格好である。

3. ブルーの兄弟Refと45mmの位置

601.CI.7170.LRは、45mmのトノーにセラミックの外装を与え、ブルーのストラップと差し色を組み合わせた仕様である。同じブルーの主題は、チタンの601.NX.7170.LR、キングゴールドの601.OX.7180.LRにも与えられ、3本は素材違いの兄弟Refとして並ぶ。いずれも限定品ではない。

スピリット・オブ・ビッグ・バンはその後、42mmのクロノグラフやムーンフェイズ、メカ-10を積むモデルなどへ広がり、セラミックの色や限定版の展開もこの系譜の中で続いている。45mmのブルー仕様は、トノーが登場した初期の構成を色で変奏した一群として位置づけられる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

601.CI.7170.LRの個性は、まず外装の素材にある。ケースとベゼルにはマイクロブラスト仕上げの黒セラミックを用い、光を散らす微細な梨地が、ポリッシュとは異なる落ち着いた黒を生む。ベゼルは6本のH型チタンビスで留められる。ビッグ・バンから受け継いだ意匠だが、トノーの曲線に沿って配される点がこのケース形状ならではである。

サンドイッチ構造の中間層には樹脂が挟まれ、ケースの側面に素材の層が見える。黒一色になりがちなセラミックケースに、ブルーのストラップと文字盤の差し色が寒色のアクセントを加える。

文字盤はサファイアクリスタルそのもので、不透明な文字盤を持たない。サファイア越しに、スケルトン化されたHUB4700の構造が透けて見える。針とアプライドのバトンインデックスには夜光を充填し、透ける文字盤でも時刻を読ませる。日付は4時半の位置の窓に示される。クロノグラフはエル・プリメロの配置を受け継ぎ、9時に小秒、3時に30分、6時に12時間の各カウンターを置く。

心臓のHUB4700は、コラムホイール式の自動巻クロノグラフである。毎時36,000振動の高振動ゆえ、秒針の運びは滑らかに見える。パワーリザーブは約50時間で、ローターはHの形に開口され、裏面のサファイアからも観察できる。

ストラップはラバーにブルーのアリゲーターを重ねた構成で、デプロワイヤントバックルで留める。防水は100mとされる。45mmのトノーは手首での存在感が大きいが、湾曲したケースとサファイアの広い見開きが、視認性と装着感を支えている。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

601.CI.7170.LRが属するスピリット・オブ・ビッグ・バンは、2014年に発表された。バーゼルワールドに先立つ発表で、樽型ケースを採るこのコレクションは、丸型のビッグ・バンとは別の形として加わった。発表当初はチタンとキングゴールドが中心で、いずれも黒セラミックのベゼルを選べた。ストラップはラバーにアリゲーターを重ねた構成で、この組み合わせは本機にも受け継がれている。ケースの外装をセラミックで構成する仕様は、その後の拡張で加わっている。

本機のようにブルーを差した構成も、コレクションが広がる過程で生まれた。601.CI.7170.LRの正確な追加時期は公開情報からは確定しにくいが、2019年製とされる個体が流通していることから、遅くともこの頃までにはカタログに並んでいたとみられる。同じブルーの主題を持つ兄弟Refとして、チタン製の601.NX.7170.LRと、キングゴールド製の601.OX.7180.LRが知られ、本機はそのうちセラミックを外装に用いた一本にあたる。

その後、スピリット・オブ・ビッグ・バンには42mmのモデルが加わり、展開の中心はより小ぶりな寸法へ広がった。45mmのセラミック・ブルー仕様の現行での扱いは、公式資料からは確認できていない。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 Watches - Hublot 公式 · Hublot · 2026.08.15 閲覧 Hublot · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Introducing: The Monochromatic Hublot Spirit of Big Bang Essential Grey 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.10.12 閲覧 Monochrome Watches · 2026.10.12
  3. 03 専門メディア Pre-Basel 2014: Introducing the Hublot Spirit of the Big Bang, powered by the Zenith El Primero (with specs and price) 専門メディア · SJX Watches · 2026.10.12 閲覧 SJX Watches · 2026.10.12
  4. 04 専門メディア Hublot Spirit of Big Bang In-depth Review 専門メディア · Time+Tide · 2026.10.12 閲覧 Time+Tide · 2026.10.12
  5. 05 専門メディア Hublot 601.CI.7170.LR : Spirit of Big Bang 45 Ceramic / Blue 専門メディア · WatchBase · 2026.10.12 閲覧 WatchBase · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2019 · WatchLedger market index
2019-11-27 · EUR 26,300€24,000€25,000€26,000€27,000€28,0002019-112019-11

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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