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Breguet · Marine · 2021

Marine 5517 Titanium / Blue / Alligator

2018年にグレーで登場したチタンのマリーンへ、2021年にブルー文字盤を与えた40mmの三針デイト

5517TI/Y1/9ZUは、2021年に追加されたマリーン 5517のチタン×ブルー文字盤仕様である。マリーンはBreguetが手がけるスポーツ路線で、5517はその三針デイトの基幹モデルにあたる。ケースは径40mmのチタン。2018年の登場時、チタン版はスレートグレー文字盤のみだったが、本仕様は金無垢の地板にブルーのサンレイ仕上げを施した文字盤を備える。ムーブメントはシリコン製ヒゲゼンマイを持つ自社製自動巻Cal.777A。海軍に時計を納めたBreguetの出自を、軽量な現代素材で表現した一本である。

Ref. 5517TI/Y1/9ZU
発表年 2021
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Marine
カテゴリ ドレススポーツ
キャリバー 777A
ケース径 40 mm
防水 100 m
関連人物 アブラアン=ルイ・ブレゲ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.08
Case · ケース
素材 Titanium
形状 Round
40 mm
厚さ 11.5 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 777A
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 26 石
パワーリザーブ 55 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Roman Numerals
Breguet
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. グレーで始まったチタンのマリーン

マリーンは、Breguetが2017年のマリーン エクアシオン マルシャント 5887で示した新しい意匠言語のもとに再構築されたシリーズである。その三針デイトの基幹モデルが、翌2018年にバーゼルワールドで発表された5517だった。

5517は当初、ホワイトゴールド、ローズゴールド、そしてチタンの3素材で登場した。Breguetがチタンを採用したのはこのときが初めてで、塩気や腐食への耐性というマリーンの主題に適う選択だった。ただし発表時のチタン版は、文字盤がスレートグレーの一種類のみ(スレートグレーの代表例が5517TI/G2)。サンレイ仕上げのグレーは硬質で工業的な印象を与え、貴金属版のギヨシェ文字盤とは対照的な、素っ気ないほど現代的な顔つきだった。

2. 2021年、チタンにブルーが加わった文脈

本仕様5517TI/Y1/9ZUが世に出たのは、その3年後の2021年である。この年Breguetは、チタンの5517・5527・5547の3型へ一斉にブルー文字盤を追加した。2018年のグレーに続く、2色目の選択肢だった。

Breguetにとってブルー文字盤は、本来ホワイトゴールドのために用意される色である。それをあえて最も廉価なチタンに与えた点に、この追加の意図が読める。サンレイ仕上げはグレーよりもブルーで陰影が立ち、光の角度で表情を変える。工業的だった初期チタン版に、海を思わせる色気を与え、マリーンという名にふさわしい情緒を取り戻す——そうした配色の調整が、この一本の存在理由といえる。

3. 5817からの世代交代と、5517の居場所

2018年の5517は、前世代マリーンの三針モデルRef. 5817を引き継いでいる。5817の径39mmに対し、5517は40mmへとわずかに拡大され、フルーテッドケースバンドやラグの造形も刷新された。本仕様はその新世代の枠組みの上に立つ。

シリーズの中で、5517はクロノグラフ5527やアラーム付き5547より下に位置する入口の一本である。そのなかでも本仕様は、同じチタン・ブルーの頭部を持つ兄弟が3種の装着方式で展開される。ブルーアリゲーター(本仕様9ZU)、ブルーラバー(5ZU)、チタンブレスレット(TZ0)である。革を選んだ9ZUは、スポーティな素材と古典的なブルーを最も穏当に橋渡しする構成といえる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

本仕様の核は、金無垢の地板に施されたブルーのサンレイ文字盤にある。貴金属版がギヨシェの波模様を刻むのに対し、チタン版は手仕上げのサンレイ装飾を選ぶ。Breguetの銘を囲む枠から外周へ向け、細い線が放射状に伸びる仕上げで、グレー版より陰影が深く、見る角度でブルーの濃淡が動く。

時字はアプライドのローマ数字で、夜光が充填される。針はBreguet特有の、先端を月形に抜いた金製のもので、こちらにも夜光が入る。秒針の尾には、Breguetの頭文字Bを示す海上信号旗をかたどった錘が付く。潜水計器ではなくドレッシーなスポーツウォッチであり、ベゼルは回転せず、ブラッシュとポリッシュで仕上げた固定式である。

ケースは径40mm、厚さ11.5mm。フルーテッド(縦溝)のケースバンドはBreguetの常套だが、新世代では溝が広く、稜線が鋭くなった。ストラップは中央のラグ1点で留める方式をとり、ねじ込み式のリューズは波形の意匠で守られる。22mm幅のブルーアリゲーターストラップがフォールディングバックルで組み合わされる。

ムーブメントは自社製自動巻Cal.777A。シリコン製のヒゲゼンマイと、シリコンの爪を持つ倒立型直進式脱進機を備え、毎時28,800振動 (4Hz)で55時間を駆動する。サファイアの裏蓋越しに見えるのは、舵を思わせる金無垢ローターと、ボートのデッキを連想させるコート・ド・ジュネーブ装飾である。100m防水 (10気圧)。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

本仕様の母体となったマリーン 5517は、2017年のマリーン エクアシオン マルシャント 5887で示された意匠を受け、2018年3月のバーゼルワールドで発表された。このときチタン版の文字盤はスレートグレーの一種類で、装着はラバーまたは革に限られていた。2019年、チタンの3型にチタンブレスレットが加わり、スポーツウォッチとしての性格が強まる。2020年にはホワイトゴールドとローズゴールドにも金無垢ブレスレットが用意された。

ブルー文字盤のチタン版が登場したのは2021年である。Breguetはこの年、チタンの5517・5527・5547へ一斉にブルーのサンレイ文字盤を追加し、本仕様5517TI/Y1/9ZUもそのひとつとして加わった。同年Breguetはローズゴールド版にスレートグレー文字盤も追加しており、本仕様のブルー化は2021年の配色拡充の一環だった。頭部を共有する兄弟として、ブルーラバーの5517TI/Y1/5ZU、チタンブレスレットの5517TI/Y1/TZ0が同時に用意され、本仕様はブルーアリゲーターを合わせる。

発表以降、文字盤の刷りやムーブメント世代に関する公表された変更は確認できない。本仕様は現行カタログに掲載が続く一本である。

02 — Price history

価格推移

2021–2023 · WatchLedger market index
2021-06-19 · EUR 17,0002023-07-19 · EUR 19,600€17,000€17,650€18,300€18,950€19,6002021-062023-07

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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