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A. Lange & Söhne · Lange 1 · 2017

Lange 1 Daymatic White Gold / Blue

2017年「ブルーシリーズ」の一員として発表された、ランゲ1 デイマティックのホワイトゴールド×青文字盤仕様

320.028は、2017年9月に発表されたランゲ1 デイマティックのバリエーションである。18Kホワイトゴールドケースに、ガルバニック処理で青く染められたソリッドシルバー文字盤を組み合わせる。同月発表された他3モデルとともに「ブルーシリーズ」を構成する一本で、1990年代後半のブルー文字盤ランゲ1への20年越しの応答という性格を帯びる。自動巻きCal.L021.1を搭載し、ケース径は39.5mm。

Ref. 320.028
発表年 2017
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Lange 1
カテゴリ ドレス
キャリバー L021.1
ケース径 39.5 mm
関連人物 フェルディナント・アドルフ・ランゲ / ヴァルター・ランゲ
デイデイト パワーリザーブ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.23
Case · ケース
素材 Platinum
形状 Round
39.5 mm
厚さ 10.4 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
Movement · ムーブメント
キャリバー L021.1
タイプ Automatic
振動数 21,600 bph
石数 67 石
パワーリザーブ 50 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
Alpha
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

ブルーシリーズという企画

2017年9月、A.ランゲ&ゾーネは「ブルーシリーズ」と銘打った4本のモデルを同時に発表した。ランゲ1(Ref.191.028)、ランゲ1 デイマティック(Ref.320.028)、サクソニア(Ref.219.028)、サクソニア オートマティック(Ref.380.028)。いずれも18Kホワイトゴールドケースに、深い青のソリッドシルバー文字盤を組み合わせる構成で揃えられた。本稿が扱う320.028は、その中の自動巻きランゲ1にあたる一本である。

ブルー文字盤はランゲにとって新しい挑戦ではない。むしろ回帰に近い。1997年から2002年にかけて生産された初代ランゲ1のRef.101.028がイエローゴールド×ブルー文字盤を採用していた経緯がある。同社のプロダクト開発責任者アンソニー・ド・ハースは、ブルーシリーズの青は1990年代モデルと同一の色調であると発表時に語っている。20年越しの色彩の再演という性格を持つ企画だった。

デイマティックという土台

320.028の母体となるランゲ1 デイマティックは、2010年に登場している。手巻きのランゲ1に対する自動巻きカウンターパートとして設計された機種だが、単に自動巻き化しただけではない。文字盤レイアウトを左右反転し、時分表示を右側に、スモールセコンドと大型日付窓を左側に配置。さらに手巻き版にあったパワーリザーブ表示を、レトログラード式の曜日表示に置き換えた。自動巻きでは残量表示の必要性が薄れるという設計判断である。

デイマティックは2010年から既存の3つのリファレンス、イエローゴールドの320.021、プラチナの320.025、ピンクゴールドの320.032で展開されていた。320.028は、ここに「ホワイトゴールド×青文字盤」という第4の組み合わせを加える位置づけで投入されたモデルである。

限定品ではない、しかし区切られた生産

ブルーシリーズの4本は、公式には限定生産品とは謳われなかった。一方で「1年程度の生産予定」という曖昧な区切りを与えられ、実際には2017年の発表から2020年頃まで継続的に製造されたと伝わる。ブティック経由での受注は2019年頃までが中心とされ、保証書発行年が2019年に集中するシリアルが現存例として確認できる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

39.5mmのホワイトゴールドケースは、ランゲ1ファミリー共通の三段構成を踏襲する。中央のサテン仕上げのフランクを、ポリッシュ仕上げのベゼルと裏蓋フランクが挟む構図で、外周にメリハリを与えている。ケース厚10.4mmは手巻きランゲ1から0.6mm増しているが、ローター内蔵の自動巻き機構を収めた値としては抑制が効いている。防水は3気圧、ケースバックはサファイアクリスタル。

文字盤は925ソリッドシルバーを地金とし、ガルバニック処理で青に染められている。光の角度によって深いネイビーとスチールブルーの間を行き来する発色で、付属のダークブルー・アリゲーターストラップと整合する。インデックスとアラビア数字は無垢のホワイトゴールドアプライド、針はロジウムコーティングされたゴールドである。時針・分針・曜日針および主要インデックスには夜光処理が施されており、ドレスウォッチの系譜にあるランゲ1ファミリーとしてはやや珍しい仕様にあたる。

レイアウトは手巻き版ランゲ1の鏡像で、時分表示が右、スモールセコンドが左下、ラージデイトが11時位置、レトログラード曜日表示が左の弧上に位置する。曜日針は月曜から日曜にかけて段階的に上昇し、日曜から月曜への切替時に瞬時に下端へ戻る。

裏面のサファイアクリスタル越しに見えるCal.L021.1は、ランゲにとって初の全周ローター式自動巻きである。21Kゴールド製のローターは中心部がARCAP合金で軽量化され、外周には950プラチナのウェイトが巻き上げ効率のために配される。構成は426点の部品と67石、毎時21,600振動 (3Hz)、パワーリザーブは50時間。三層構造のプレートではなく、四つの個別ブリッジで組み上げる構造を取り、ランゲ1系の手巻き機械とは明確に異なる風景を見せる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

320.028は2017年9月、A.ランゲ&ゾーネが「ブルーシリーズ」と呼ぶ4本のモデルの一つとして発表された。同年後半に受注を開始し、ドバイなど主要市場のブティックで順次披露されている。発表時の希望小売価格は欧州市場で39,400ユーロと案内された。

公式には限定生産品ではなく「およそ1年間の生産予定」という曖昧な位置づけが与えられた一方、実際の生産は2017年から2020年頃まで継続したと、独立系専門メディアの記録は伝える。ブティック経由での受注は2019年頃まで一部で継続し、保証書発行年が2018年から2019年に集中するシリアルが現存している。

同じ「ブルーシリーズ」枠で同時発表された姉妹リファレンスは、手巻きランゲ1のRef.191.028、サクソニアのRef.219.028、サクソニア オートマティックのRef.380.028の3本である。いずれも18Kホワイトゴールドケースと、同一の青染めソリッドシルバー文字盤を共有する。

2020年前後、デイマティック標準ラインの主要4リファレンス——320.021、320.025、320.028、320.032——は揃って生産を終えたと伝わる。デイマティックの系譜は、2025年12月にハニーゴールドの限定版Ref.320.050(250本)が発表されるまで、しばらく休止期間に入ることとなる。

02 — Price history

価格推移

2017–2020 · WatchLedger market index
2017-09-19 · EUR 38,4002020-03-01 · EUR 40,000€38,400€38,800€39,200€39,600€40,0002017-092020-03

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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