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Zenith · Defy · 2019

Defy Classic 41mm Blue Ceramic

2019年に加わった、青いセラミック仕様のDefy Classic。Cal. Elite 670 SKを積むエントリー機

49.9003.670/51.R793は、2019年に登場したゼニス・Defy Classicの青セラミック仕様である。Defyコレクションの入り口として2018年に始まったDefy Classicを、酸化ジルコニウム系の青いセラミックで装ったモデルにあたる。41mmのケースはチタンの構造体を芯に持ち、外装をセラミックが包む。心臓部は自動巻きのCal. Elite 670 SK。スケルトンの文字盤からは五角の星形ブリッジが覗き、6時位置に日付を備える。チタン版から続く軽快なエントリー機の性格を保ちつつ、素材の側から個性を強めた一本である。

Ref. 49.9003.670/51.R793
発表年 2019
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Defy
カテゴリ スケルトン
キャリバー Elite 670 SK
ケース径 41 mm
防水 100 m
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.09
Case · ケース
素材 Titanium, Ceramic
形状 Round
41 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー Elite 670 SK
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 50 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Skeleton
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

Defyコレクションの再起動と、その入り口

ゼニスは2017年、Defyコレクションを刷新した。中核を担ったのは、1/100秒を計測するDefy El Primero 21と、シリコン製の発振器を用いたDefy Labである。いずれも技術の実験場という性格が強く、Defyは「ゼニスが何をなし得るか」を示す場として再起動した。

その翌年、2018年のバーゼルワールドで加わったのがDefy Classicである。位置づけは明快で、コレクションへの入り口だった。ケースの造形はDefy共通の近未来的な言語を受け継ぎながら、心臓部には高振動の複雑機構ではなく、自動巻きのCal. Elite 670 SKを据えた。技術の花火を一段抑え、日常的に使えるエントリー機として設計された一本である。

セラミックへの展開

49.9003.670/51.R793は、Defy Classicの素材を広げる試みのなかから生まれた。当初チタンで始まったDefy Classicは、2018年末に黒セラミックを得て、2019年には白・青を加えた3色のセラミック仕様へと広がる。本機が担うのは、このうち青である。

黒のセラミックが各社で一般化していくなか、青く発色させたセラミックはまだ数が少なかった。素材選択としての難度が、そのまま意匠の個性へと転じている。チタン版が軽く実用的なエントリー機だとすれば、青セラミックは同じ設計を素材の側から際立たせた派生といえる。

終息と、本機が立つ位置

Defy Classicは長命なシリーズにはならなかった。2022年、ゼニスはクロノマスター・スポーツへの需要集中を理由に、Defy Classicコレクションの終息を明らかにする。エントリー機の役割は、同年のDefy Skyline、そして2023年のDefy Skyline Skeletonへ移った。後継のSkylineはケース素材をスティールへ、ムーブメントを高振動世代へと変え、Defy Classicとは異なる方向へ進んでいる。

その意味で49.9003.670/51.R793は、すでに閉じた章に属する一本である。チタンで始まったエントリーDefyが、セラミックで表情を変え、青で最も目立った時期を示している。短い生産期間のなかで、Defy Classicが素材表現の面でどこまで踏み込んだかを今に残す。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

本機の核心は、青く発色したセラミックケースにある。酸化ジルコニウムを基とするセラミックは、黒よりも均一な発色が難しいとされ、青の量産は技術的な挑戦であった。ケースは多面的なエッジを持ち、その上を真円のベゼルが縁取る。角張った造形と円形ベゼルの対比が、Defy Classic共通の表情をつくる。表面はポリッシュとサテンを切り替え、硬質な素材に陰影を与えている。

ケース素材はセラミック単体ではない。ラグまわりにはチタンの構造体が組み込まれ、ストラップの荷重を受ける部分を金属が担う。脆性のあるセラミックを外装に用いつつ、可動・負荷の部分をチタンで補う構成である。

文字盤はスケルトン仕様で、地板を抜いた奥に五角の星形ブリッジが広がる。中央の秒針には星形のカウンターウェイトが添えられ、ゼニスの紋章が機構の一部として現れる。6時位置には日付窓が小さく開く。針とインデックスにはスーパールミノヴァが充填され、開口の多い文字盤でも時刻の把握を妨げない。文字盤外周のフランジは青で締められ、ケースとストラップの色を中央へ引き戻している。

ストラップは青のラバーで、留具はチタン製のフォールディングバックル。バックルにはセラミックのインサートとゼニスの星が配される。ムーブメントはCal. Elite 670 SK。毎時28,800振動 (4Hz)で時を刻み、シリコン製のアンクルとガンギ車を備える。シリコン部品は注油への依存を減らし、整備の間隔を延ばすために選ばれている。星形ローターが回る様子は、開口文字盤とサファイアバックの双方から見ることができる。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

Defy Classicは2018年のバーゼルワールドで、Defyコレクションへの入り口となるモデルとして登場した。当初の構成はブラッシュ仕上げのチタンケースで、オープンワーク文字盤とソリッド文字盤の2種が用意された。本機が属するセラミック仕様は、その翌年に加わった層である。2018年末に黒セラミックが先行して公開され、2019年のジュネーブSIHH(国際高級時計サロン)で黒・白・青の3色が出揃った。49.9003.670/51.R793は、このうち青を担う一本として2019年に生産が始まっている。限定生産ではなく、レギュラーコレクションの一員であった。

生産期間中、青セラミックはラバーストラップと組み合わせて供給された。Defy Classicに設けられた特別仕様は、2018年のレンジローバー・エディション(200本限定)に代表されるようにチタンケースが中心で、セラミックは色違いの定番3色にとどまっている。

Defy Classicはエントリー層として一定の支持を得たものの、長くは続かなかった。2022年、ゼニスはクロノマスター・スポーツへの需要集中を背景に、Defy Classicコレクションの終息を表明する。青セラミックを含む各仕様は、2022年内に生産を終えている。エントリー機の座は、同年発表のDefy Skyline、ならびに2023年のDefy Skyline Skeletonへ引き継がれた。

02 — Price history

価格推移

2019–2021 · WatchLedger market index
2019-01-17 · EUR 7,1002020-03-01 · EUR 7,6002021-03-10 · EUR 7,600€7,100€7,225€7,350€7,475€7,6002019-012021-03

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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