20年ぶりの新型、2012年
2012年のバーゼルワールドで、ロレックスは一本の新型を世に問うた。Sky-Dwellerである。全く新しい名を冠したモデルとしては、1992年のヨットマスター以来、20年ぶりの登場であった。
その性格は、同社の既存ラインのいずれとも異なっていた。42mmと大ぶりなオイスターケースを持ちながら、サブマリーナーやデイトナのようなスポーツウォッチではない。むしろデイデイトに連なる装いの時計に、年次カレンダーという複雑機構を組み込んだ、世界を巡る者のための一本であった。ロレックスが年次カレンダーを手がけたのは、これが初めてである。