1956年、曜日を綴る
1945年に発表されたデイトジャストは、文字盤に日付を示す自動巻腕時計として成功を収めていた。ロレックスは次の一手として、日付に曜日を加えることを構想する。1955年、技術者マルク・ユグナンの名で関連特許が出願された。曜日を略号ではなく完全な綴りで示す機構である。
それ以前のロレックスには、トリプルカレンダーとムーンフェイズを備えたref. 8171や6062があった。ただし複雑な天文表示は日常の実用とは距離があり、いずれも1953年に生産を終えている。デイデイトが選んだのは、月の満ち欠けではなく、曜日と日付という日々確実に使う情報であった。1956年、バーゼルの見本市で発表された本モデルは、曜日を完全表示する最初の腕時計となった。