1945年、日付窓を実用品に変える
1945年、ロレックスは創業40周年に合わせてデイトジャストを発表した。初代 Ref. 4467 は18Kゴールドのオイスターケースを持ち、文字盤の3時位置に日付窓を備えていた。
日付表示そのものは新しい機構ではない。懐中時計の時代から存在し、腕時計でも1910年代には作例があったと伝わる。デイトジャストの新しさは、自動巻・クロノメーター・防水ケースに、深夜に自動で替わる日付窓を組み合わせた点にある。
初代は大型の自動巻キャリバー710を収め、膨らんだ裏蓋を要した。その形状から、イタリアでは「オヴェットーネ」(大きな卵)と呼ばれたと伝わる。五列のジュビリーブレスレットもこのとき生まれた。当初は文字盤に「Datejust」の文字すらなく、シクロプスレンズも備えていなかった。