1957年、プロフェッショナルの一角として
Seamasterの名は1948年、Omega創業100周年とともに登場した。当初は防水性を備えた実用時計の系譜であり、潜水専用ではなかった。1950年代、レジャーダイビングの普及が専用時計の需要を生む。すでにブランパンのFifty Fathomsとロレックスのサブマリーナーが市場にあった。Omegaがこの分野に投じた答えが、1957年のSeamaster 300である。
この年、Omegaは三本のプロ仕様時計を同時に発表した。潜水用のSeamaster 300(Ref. CK2913)、耐磁のRailmaster(CK2914)、計時用のSpeedmaster(CK2915)。のちに「プロフェッショナル・トリロジー」と呼ばれる布陣であり、Seamaster 300はその潜水部門を担った。O型ゴムパッキン、ねじ込み式裏蓋、防水を示すNaiadクラウンが、工具としての性格を裏づけた。