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Longines · Conquest

Conquest 29.5 Quartz Moonphase Stainless Steel / Blue / Bracelet

2023年の全面刷新以前のコンクエストに連なる29.5mm径のクォーツ・ムーンフェイズ。300m防水を備えた小径のドレスモデルである。

L3.380.4.97.6は、2023年に全面刷新される以前のロンジン・コンクエストに属するクォーツ・ムーンフェイズである。ケースは29.5mm径のステンレススティールで、6時位置にムーンフェイズ、3時位置に日付を配する。サンレイ仕上げのブルーダイヤルには、アワーマーカーとして11個のダイヤモンドが据えられる。ねじ込み式リューズとケースバックにより、ドレスウォッチとしては高い300m防水を確保している点が、当時のコンクエストらしい性格を映す。ムーブメントは、電池の消耗を秒針で知らせるEOL機構を備えたCal.L296である。

Ref. L3.380.4.97.6
限定 通常生産
コレクション Conquest
カテゴリ ドレススポーツ
キャリバー L296.2
ケース径 29.5 mm
防水 300 m
関連人物 オーギュスト・アガシ / エルネスト・フランシヨン
デイト ムーンフェイズ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.09
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
29.5 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 300 m
Movement · ムーブメント
キャリバー L296.2
タイプ Quartz
石数 8 石
パワーリザーブ 29520 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Gem-Set Indexes
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

コンクエストという名跡の中で

コンクエストの名は、1954年にロンジンが商標として登録した最初のコレクション名に遡る。だがL3.380.4.97.6が直接連なるのは、その名跡を継いだ2023年刷新以前の「スポーティ・エレガンス」世代である。ねじ込み式リューズと300m防水を備え、日常からドレスシーンまでを一本でこなす実用線として位置づけられていた。同世代の標準的な文字盤が肉厚な角型マーカーを用いたのに対し、本機はそれをダイヤモンドのマーカーへ置き換え、より装飾的な性格を与えられている。

ムーンフェイズ・クォーツという選択

この世代のコンクエストには、機械式に加えてクォーツ駆動のモデルが用意された。同世代には月相を持たない三針日付のクォーツ(L3.376系)も併存しており、本機はそこに月相という一段の装飾を重ねた構成にあたる。同じムーンフェイズ・クォーツは29.5mm径の本機と34mm径のL3.381系で展開され、文字盤色やマーカー仕様の違いによって複数の派生へと枝分かれした。月相という古典的な表示を、電池駆動の手頃な価格帯で提供する点に、この構成の狙いがある。機械式の月相機構が高額になりがちな中で、装飾時計としての佇まいを保ちつつ入手しやすくする。それがクォーツを選んだ意味であった。

2023年の世代交代が画した区切り

本機が属する世代は、2023年のコンクエスト全面刷新によって一区切りを迎えた。新世代は41mmを軸にケースを再設計し、肉厚なマーカーを細身のインデックスへ改め、防水も100mへと改めている。刷新以前の本機世代が300mを掲げていたことを思えば、これは性格の転換でもあった。新世代のクォーツ系統に、本機のようなムーンフェイズ構成は引き継がれていない。L3.380.4.97.6は、ねじ込みリューズと300m防水を前提に月相を載せた、旧世代コンクエスト固有の解答として残る。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは29.5mm径のステンレススティールで、本機世代のコンクエストの中では小径にあたる。ケース厚はおよそ10mmとされ、ドレスウォッチとしての薄さよりも、防水構造の確保が優先されている。リューズはねじ込み式、ケースバックもねじ込み式を採る。この二つによって、月相という繊細な表示を載せながら300m防水を成立させている。ドレス志向の小径クォーツとしては過剰とも映る防水値だが、これは「スポーティ・エレガンス」を掲げた当時のコンクエストの設計思想を反映したものである。

ダイヤルはサンレイ仕上げのブルー。光の角度で表情を変える放射状の筋目が、装飾時計としての華やぎを生む。アワーマーカーには11個のダイヤモンド(Top Wesselton、VS-SI、計0.031カラットとされる)が据えられる。3時位置に日付窓、6時位置にムーンフェイズの開口を配し、上下左右の重心を整えた構成である。風防はサファイアクリスタルで、裏面に反射防止コーティングを施し、ブルー文字盤の視認性を保っている。

ムーブメントはロンジンのCal.L296。月相と日付を備えたクォーツであり、電池の消耗が近づくと秒針が4秒ごとに飛ぶEOL(消耗末期表示)機構を持つ。スウォッチグループ傘下のロンジンらしく、基幹部はETA系のクォーツに拠るとみられる。ブレスレットはステンレススティールで、ヘアラインとポリッシュを切り替えた仕上げ。トリプルセーフティの三つ折れクラスプにプッシュピース式の開閉機構を組み合わせ、不意の開放を防ぐ。小径ながら、操作部の作り込みには上位機と共通する手堅さがある。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

L3.380.4.97.6は、2023年に全面刷新される以前のロンジン・コンクエスト世代に属するクォーツ・ムーンフェイズである。発表の正確な年月は公表資料からは特定しきれないが、本機は刷新前の同世代の中で、月相表示を備えた装飾モデルとして流通した。同じムーンフェイズ・クォーツは29.5mm径の本機に加え、34mm径のL3.381系でも展開され、29.5mmと34mmという二つのサイズが世代を通じて並行して提供された。文字盤はサンレイブルーのほか黒ラッカーやマザーオブパールといった仕様があり、ダイヤモンドマーカーとインデックスの違いによっても派生が枝分かれした。本機のサンレイブルー仕様は、そうした文字盤バリエーションの一つである。ムーブメントには一貫してCal.L296が用いられ、一部の派生ではL296.2の表記も見られる。

2023年、ロンジンはコンクエストを全面的に刷新した。ケースとダイヤルが一新され、防水値も100mへと改められた結果、300m防水とねじ込みリューズを前提とした本機世代は役割を終えた。新世代のクォーツ系統に月相構成は引き継がれず、本機の意匠は旧世代固有のものとして残された。本機はロンジンの現行カタログからは外れたとみられ、市場では旧在庫として流通している。

02 — Price history

価格推移

2020–2022 · WatchLedger market index
2020-05-26 · EUR 1,1102020-10-01 · EUR 1,2002022-02-01 · EUR 1,280€1,110€1,153€1,195€1,238€1,2802020-052022-02

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants