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IWC · GST Aquatimer · 2017

Aquatimer Automatic 2000 Titanium / Black / Blue Lume / Rubber / Los Roques

ベネズエラのLos Roques諸島に捧げた、青夜光のAquatimer Automatic 2000・2017年の50本限定

IW3580-04は、2017年にIWCがベネズエラの正規代理店Joyeria Geraisと協業で発表したAquatimer Automatic 2000の特別仕様である。2014年に登場した46mmチタンケースを基盤としつつ、文字盤の夜光素材に青色のSuper-LumiNovaを採用し、ケースバックにはカリブ海に浮かぶLos Roques諸島の動植物を題材とした彫刻を施した。製造数は50本に限られ、ムーブメントには自社製Cal.80110を搭載する。Aquatimer Automatic 2000系における2本目の代理店主導の限定モデルにあたる。

Ref. IW3580-04
発表年 2017
状態 現行品
限定 限定 50
コレクション GST Aquatimer
カテゴリ ダイバーズ
キャリバー 80110
ケース径 46 mm
防水 2000 m
関連人物 フローレンタイン・アリオスト・ジョーンズ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.22
Case · ケース
素材 Titanium
形状 Round
46 mm
厚さ 20 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 2000 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 80110
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 28 石
パワーリザーブ 44 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 2014年のAquatimer全面刷新

IWCのダイバーズウォッチは、Ferdinand A. Porscheが手がけた1982年のOcean 2000を端緒に、1990年代のGST Aquatimer、2000年代の2世代を経て、2014年のSIHHで全面刷新を迎えた。新世代Aquatimerの中核を担ったのが、特許機構SafeDiveシステムを備えるベゼル群であり、最深部に位置づけられたのが2000m防水のAquatimer Automatic 2000(Ref. IW3580)である。前任のRef. IW3568(2009年)からケース径は44mmから46mmへ拡大し、ムーブメントは自社製Cal.80110に置き換わった。1982年のOcean 2000以来途絶えていたチタン×2000m防水の系譜を、IWCが30年余りを経て本流に呼び戻した世代でもある。

2. 代理店主導の限定モデルという系譜

IW3580系には、当初の標準モデル(Ref. IW358001、IW358002)に続いて、代理店・コレクター団体との協業による限定モデルが順次加わった。2016年にはスペインのコレクター団体CronotempVsとの協業でRef. IW358003が35本限定で発表され、翌2017年に本機Ref. IW358004が登場する。協業相手はベネズエラの正規代理店Joyeria Gerais、主題はカリブ海に浮かぶサンゴ環礁Los Roques諸島であった。生産数は50本。地域に根差した代理店が、自国の自然遺産をテーマに地元向けの記念モデルを編むという、ブティック・エディションの典型的な構図といえる。

3. Los Roquesという主題の整合性

Los Roques諸島は、ベネズエラ本土から北方約130kmのカリブ海上に展開する約350の島・砂洲・岩礁から成る連邦直轄区であり、世界最大級のサンゴ環礁を擁する海洋国立公園として知られる。透明度の高い海域はダイビングとスポーツフィッシングの目的地でもある。2000m防水のAquatimer Automatic 2000という、量産プロダクトとしては過剰なまでの耐圧性能を備えるダイバーズウォッチに、ダイビング・スポットとして名高い土地を主題として重ねた構成には一貫性が認められる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは標準のRef. IW358001、IW358002と同一の、ポリッシュとサテンで仕上げ分けされたチタン46mm径である。Aquatimer Automatic 2000系で初採用されたSafeDiveベゼル機構もそのまま継承する。外側の歯付きベゼルと内部の60分計ベゼルがスライド・クラッチで連結され、外側のリングを回すと内側のみが反時計回りに動く構造で、9時位置に突き出すクラウン状の突起がこの伝達機構の出口にあたる。手袋を着用したままでも操作が確実で、かつ内部ベゼルゆえに不用意な接触で時間設定が狂わない、という2つの利点を両立させる設計である。

本機を兄弟Refから分けるのは、文字盤と夜光素材の色彩構成である。標準のRef. IW358001が黄色の夜光と針を採用するのに対し、本機は青色のSuper-LumiNovaを針・インデックス・内部ベゼルの15分計に統一的に塗布する。マットブラックの文字盤上で、青夜光がLos Roques諸島の海色を想起させる役割を担う。日付窓は3時位置、針は太いバトン形で、視認性を優先した実用主義的な構成である点は標準モデルと変わらない。

最大の固有要素はケースバックにある。チタン製の無垢な裏蓋には、Los Roquesの動植物——海洋生物と熱帯の植生——を題材とした絵柄が彫刻で刻まれている。標準モデルがダイビング・ヘルメットのレリーフを配していたのに対し、本機ではそれが地域固有の意匠に置き換えられた格好となる。

ストラップはAquatimer全世代に共通する、専用工具を要しないクイック・チェンジ機構付きラバーである。ムーブメントはソリッドバックの内側に隠れ肉眼では確認できないが、ペラトン式自動巻きを採用する自社製Cal.80110を搭載する。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

Ref. IW3580系の起点は、2014年1月にスイスのジュネーブで開催されたSIHH(Salon International de la Haute Horlogerie、現Watches and Wonders)である。同イベントでIWCはAquatimerコレクションを全面刷新し、その2000m防水の最上位機としてAquatimer Automatic 2000を発表した。2014年中に標準仕様のRef. IW358001(黄色夜光)とRef. IW358002(黒×緑色夜光)が市販開始された。

2016年、IWCはスペインのコレクター団体CronotempVs Collectorsとの協業によりRef. IW358003を35本限定で発表する。これはIW3580系における初の協業限定モデルとなった。

本Ref. IW358004は、その翌2017年に発表された。協業相手はベネズエラの正規代理店Joyeria Gerais、テーマは同国の沖合に位置するLos Roques諸島であり、生産数は50本に限定された。2017年8月末にはWorldtempusなどの専門メディアに紹介記事が掲載され、市場での実体が確認されている。

ベースとなるムーブメントCal.80110自体は2016年で量産が終了したと伝わるが、IW3580系の生産は2017年の本機を含めしばらく継続した。Aquatimer Automatic 2000はその後数年を経てIWCの現行カタログから外れ、現在はIWC公式サイトの「Past Collections」に分類されている。Ref. IW358004単体としての追加生産・派生は発表されていない。

02 — Price history

価格推移

2017 · WatchLedger market index
2017-11-11 · EUR 10,500€10,499€10,500€10,500€10,501€10,5012017-112017-11

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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