泥にまみれた20年
G-SHOCKが泥への耐性を意識した歴史は古い。1985年のDW-5500Cが、ボタンや隙間からの泥の侵入を抑える構造を初めて備えたとされる。1995年には、正式に「MUDMAN」を名乗るDW-8400が登場し、泥・砂・粉塵に抗うことを主目的とした最初のG-SHOCKとなった。ボタンを覆い、軸をガスケットで封じる——泥を「入れない」という設計思想は、このときすでに固まっていた。だが、その思想を上位の道具として完成させるには、さらに20年を要する。なお、ここで言うMudmanは、より大型でセンサーを備えるMudmasterとは別系統の、小型デジタル機の系譜である。